湿度が高いと、ボールが飛ばないといいますが……これって本当?

getty

湿度が高いと、ボールが飛ばないといいますが……これって本当?

お気に入り

梅雨に突入しましたね。ゴルファーにとっては、嫌なシーズンです。

雨だと飛距離も落ちるし……なんて思っている人も多いでしょうね。

空気が重いから、ボールが飛ばない

空気が重いから、ボールが飛ばない

getty

湿度の高い日は、こんなことをいうゴルファーがいますね。

「空気が重たいから、飛距離が出ない」

確かに、「空気が重い」=「空気密度が高い」と解釈すると、この発言は間違いではありません。

空気の密度が高くなれば、空中を飛ぶボールが受ける空気抵抗は大きくなりますが、飛距離が落ちるのは当然でしょう。

そのことは、気圧の低い高地では空気が薄くなるため、空気抵抗が減って、飛距離が伸びるということでもよく分かります。

実は湿度が高いほうが飛距離は出る

実は湿度が高いほうが飛距離は出る

getty

ところが、決定的に間違っていることがあります。

それは、湿度が高いと、空気密度も高くなるということです。

事実はまったく反対で、湿度が高くなると、空気密度は低くなるのです。

その理由は、湿度が高いと、それだけ空気より比重の小さな水蒸気が増えますから、実は、湿度が高いほうがボールはよく飛ぶのです。

飛ばないような気がするのは思い込みに過ぎない

飛ばないような気がするのは思い込みに過ぎない

getty

理屈はともかく、どうして湿度が高いと、飛ばないような気がするのでしょうか?

それは雨上がりなど、湿度が高いときは、芝が湿っているためにランが普段よりも出なかったり、ダフったときなどは抵抗が強くなるため、その分だけ飛ばないからです。

あるいは、雨が振っている場合は、レインウェアなどで体の動きが悪くなって、ヘッドスピードが落ちるからです。

もうひとつ、メンタル面では気分が乗らないプレーになるからというのも大きな原因でしょう。

湿度が高い日は飛ばない、それは単なる思い込みなのです。

さあ、この事実を知ったあなた、これからは梅雨や夏の湿度の高い日でも「よし、飛ぶぞ!」と思ってプレーしてみましょう!

お気に入り
Nick Jagger

元某ゴルフ雑誌編集長。ゴルフ取材歴30年以上。現在フリーランスのライターとして、単行本、ゴルフコミックの原作など多数執筆中。

このライターについてもっと見る >

カートに追加されました。


×
グリッジカップH