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初心者

しだしんご

時間降水量10ミリを超える大雨の中でスコアをまとめることができた秘訣は?

こんにちは♪

5月13日日曜日。所属するコースでの月例競技の日でしたが、発達した低気圧が全国的に大雨をもたらしました。

競技中も雨は降り続け、フェアウェイには川が流れ、グリーンにも水が浮いている状態。

そんな中、私は「あること」を実践し、皆がスコアを崩す中、いつもとさほど変わらないスコアでラウンドでき、ベストグロスを獲得しました。

今回は、そんな大雨の中で実践した「あること」をご紹介し、みなさんのスコアアップに役立ててもらえればと思います♪

まずラウンド前に「今日はボールは飛ばない」とあきらめました

行きの高速道路ですでに雨が降り出し、ゴルフ場に着いて練習を開始する段階で雨脚がかなり強くなっていました。

この段階で、やってよかったと思うのが、「雨だからボールは飛ばないだろう」と飛距離をあきらめることでした。

雨ではフェアウェイやラフが水を含むため、ランがほとんど出ません。

この日のラウンドでは、フェアウェイに着弾した瞬間に「バシャッ」と水しぶきが上がり、ボールはそれ以上転がることはありませんでした。

ランが出ないので、試しにドライバーではなくフェアウェイウッドでティーショットを打ってみましたが、ほとんど距離は変わりませんでした。

私の場合、ドライバーと3番ウッドのキャリーはほとんど変わりませんので、結果としてトータル距離が変わらなかったのです。

ドライバーよりも短く打ちやすいフェアウェイウッドでティーショットが打てたのは、スコアをまとめる上で非常に有効でした。

そして、飛距離をあきらめるのと同時に、パーオンもあきらめました。

パー4であればすべて3オン狙い。3打目で運よくピンに寄ればパー。寄らなくても2パットでボギー。

ラウンド中、常にこのことを自分に言い聞かせながらラウンドしていました。

一度着たレインウェアは絶対に脱がないと決めました

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一日中雨といっても、ずっと同じ強さで振り続けるわけではありません。

この日も、夕立のような強い雨が降ったり、一瞬だけ小雨になってレインウェアを脱いでも支障がないような状態になったりもしました。

一日中雨予報のその日、私はたとえ一瞬でも雨が止もうが「一度着たレインウェアは絶対に脱がない」と決心してラウンドに臨みました。

なぜかというと、レインウェアを着ている状態と着ていない状態では「スイングが変わってしまう」からです。

確かにレインウェアを着ていない状態では、体がスムーズに動くのでいいと思いがちですが、レインウェアを着た状態に慣れてきたスイングが、レインウェアを脱ぐことによってタイミングが合わなくなってしまうんです。

そしてもう一つの理由が、再び雨が降ってきた時に、また着る作業が発生すること。

作業が一つ増えることはスロープレーにもつながりますし、それを嫌ってあわてると、平常心でスイングをすることが難しくなるからです。

ルールを事前に確認し、十分に活用しました

ゴルフは「あるがままにプレーする」だけではありません。

雨の場合、「あるがままにプレーする」と、ゴルフにならないケースが増えてしまいます。

その場合に備えて、ゴルフには様々な救済のルールが存在します。

また、ルールブック以外にも、そのコースの「ローカルルール」もあります。そのルールと救済方法を、ラウンド前に一通り確認しました。

例えば、ティーショットを打ったボールが、雨でできた水たまり(カジュアルウォーター)に入っていた場合、無罰で救済を受けることができます(ルールの詳細は割愛します。ご自身でルールブックなどで確認して下さいね!)。

このようにルールを活用すれば、比較的いいライから打てたりもするんです。

救済ルールを活用しない手はないですよね?

事前の気持ちの整理と準備が大切だと気付かされました

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今回、土砂降りの大雨の中、スコアをまとめてベストグロスでラウンドすることができたのは、事前に上手く気持ちを切り替えたり、準備できたことが大きな理由だと思います。

正直雨の中でのラウンドは、あまり得意ではありませんし、気分もいいものではないかも知れません。

しかし今回の経験で、次回雨が降った時にもそのまま活用できますし、反対に、雨が楽しみになっている自分もいることに気付いたりもします。

まあ、それでも晴れの方がいいんですけどね(笑)。

今回の大雨の中のラウンドで、ゴルフとはどういうものかを、少しだけでも垣間見たように思います。