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ミート率は重要?4つのコツをつかんで飛距離とスコアをアップしよう

ミート率という言葉を聞いたことがありますか?

聞いたことはあるけれども詳しくは知らないという方、このミート率を伸ばせば、飛距離アップ、さらにはそれにともない、スコアアップも望めるかもしれません。

ミート率を向上させる方法はさまざまありますが、今回は4つのコツをご紹介します。

ぜひとも参考にしてみてくださいね!

ミート率とは?

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ミート率とは、ゴルフのスイングをする際、ヘッドスピードで得たパワーを、どれだけゴルフボールに効率的に伝えられているかを表す数値になります。

ヘッドスピードとは、ボールを打つときに、ゴルフクラブのフェース面とボールが当たる瞬間、インパクトのときのスイングスピードのことを示します。

具体的な計算方法としては、そのショットでボールが飛んでいく速度(ボール初速)をヘッドスピードで割った数値がミート率として算出されます。

自分のミート率がどれくらいか分からない方は、スイング時に近くに置いておくだけで測定ができる計測器を購入するか、練習場でも貸出や設置がされているところを利用して、一度確認してみることをおすすめします。

「ヘッドスピードが速ければボールが飛ぶ」と思っている人も多いと思いますが、実際にはミート率が悪ければ、ヘッドスピードのパワーをゴルフボールに伝えることができず、ヘッドスピードの割にボールが飛ばない、と首をひねる結果となってしまいます。

ミート率の数値は高いほうが良い?

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ミート率の数値が高ければ高いほど、ヘッドスピードのパワーをゴルフボールに伝えられているということになります。

けれど、実はこのミート率には上限があり、上限に近い数値を目標に、ミート率が上がるよう練習していくのが効率的です。

その上限値とは、ズバリ1.56。

ヘッドスピードが40メートル/秒(m/s)で、ミート率が1.56なら、ボール初速は62.4m/sになる計算です。

プライベートは別として、クラブ競技やアマチュア競技などで一般的に使用可能なゴルフボールは、この上限値を超えないように作られています。

しかし、現実的なところ、ミート率1.56という数値は、ゴルフを生業としているプロゴルファーにとっても、難しい数値であるということを覚えておいてください。

ミート率が良くなると飛距離は伸びる?

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ミート率が良くなると、飛距離が伸びるというのは真実です。

一見小柄で非力そうに見える女子プロゴルファーが、一般アマチュアの男性ゴルファーと同じくらいの飛距離をドライバーで飛ばして目を見張ったことがある人もいるかもしれません。

実際のところ、女子プロゴルファーと一般アマチュアの男性ゴルファーのヘッドスピードは近く、平均的には40~43m/sと言われています。

つまり、一般アマチュア男性ゴルファーと同等か、よりヘッドスピードが遅い女子プロゴルファーが、彼らよりも飛距離を出すことができる秘訣は、「ミート率が良いから」と言えます。

あなたのミート率はどれくらいですか?

ヘッドスピードの質問であればともかく、ミート率を聞かれて即答できるゴルファーは、果たしてどれくらいいるのでしょうか? そんなにはいないかと思います。

しかし、ミート率を高めることは、飛距離アップにつながる大切な項目です。

プロゴルファー、アマチュアゴルファーそれぞれのミート率はどれくらい?

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それでは目安となるように、プロゴルファーとアマチュアゴルファーそれぞれのミート率はどれくらいか、見てみましょう。

プロゴルファーの平均のミート率は、1.45~1.5と言われています。

飛距離の算出方法にはボール初速が必要になりますが、これは、ヘッドスピード×ミート率で求められます。

そして、ヘッドスピードに対して理想的な飛距離は、ボール初速の4倍と言われています。

たとえばヘッドスピードが50m/s、ミート率が1.5のプロゴルファーである場合、50×1.5×4=300となり、飛距離300ヤードとなります。

トーナメントで活躍するプロゴルファーは300ヤードのドライバーショットをする人も珍しくないため、ミート率が大切であるということが伺えます。

対してアマチュアゴルファーの平均は、1.25~1.3くらいと言われています。

仮に、ヘッドスピードが前述のプロゴルファーと同じ50m/sのアマチュアゴルファーであっても、ミート率が違いますので、飛距離は50×1.3×4=260ヤードとなります。

ヘッドスピードが同じでも、ミート率の差でこれだけの飛距離の差が出ることに驚きませんか?

ミート率が低くなる2つの原因

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ミート率が低くなるのは打つときに芯を外してしまうからですが、その原因は人それぞれです。ここでは代表的な原因を2つ紹介します。

1つめは、テークバックを取ったときに身体の移動幅が大きい(スウェーしている)ことです。

身体を左右に移動させる動きのことを「スウェー」と言います。

振れ幅がなければ身体は柔軟に動きませんので、スウェー自体は悪いものではありません。

しかし、テークバックでそのスウェーの幅が大き過ぎると、ダウンスイングからインパクトを迎えるときに、アドレスで構えた位置に、クラブヘッドが戻りにくくなってしまい、結果、ミート率が低くなってしまいます。

2つめは、身体の上下動が大きいことです。

これは、膝の曲げ伸ばしが原因と言われています。

上下動の動きも、スウェー同様、スイングによって、膝の曲げ伸ばしを使うタイプもありますので、多少の動きであれば問題はありません。

しかし、その幅が大きければ、同じくクラブヘッドが元の位置に戻りにくくなってしまい、ミート率が低くなります。

理想的なスイングは、アドレスで構えた位置に、クラブヘッドが戻ってそのままインパクトを迎えるスイングです。

そのために、左右、上下の動きは極力少なくすることが重要と言えますね。

ミート率を高める4つのコツをチェック

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それでは、ミート率が低い原因を見た上で、次は、ミート率を高める4つのコツをチェックしていきましょう。

これをひとつひとつ身に着けていくことで、ミート率のアップ、ひいては飛距離のアップにつながっていきますよ。

クラブの芯でボールを打つ

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ミート率を高めるためには、クラブの芯でボールを打つことが大切です。

クラブの芯はどこにあるかと言うと、ヘッドの内部にある重心から、フェース面に向かって垂線を引き、フェース面と交わった点のことを言います。

これは、ドライバーでもアイアンでも同じです。

クラブの芯でボールを打つことを、「当たった」や、「芯を食った」などという表現で表すことがあります。

芯に当てるためには、ヘッドスピードをなるべく速く振ろうとするのではなく、丁寧なスイングを心掛けると良いでしょう。

ブンと力いっぱい振ってミート率が低いスイングよりも、丁寧にゆっくり振ってミート率が高いスイングのほうが、結果的に飛距離も良いはずです。

クラブの芯でボールを打つことができるようになることでそのクラブの理想的な飛距離が実現でき、結果として2打目をより短い番手で狙えるようになるため、スコアメイクにとても役立ちます。

ドライバーは短く持つのがコツ

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上記でクラブの芯でボールを打つことがコツと挙げましたが、その延長のコツとして、ドライバーを短く持つこともコツとして言うことができます。

ドライバーは、使用するゴルフクラブの中でシャフトが一番長いクラブです。

長いものを長い分だけ持てば、当たれば飛距離が出ると考えがちですが、長い分だけミートさせることがとても難しくなります。

ミート率を高めるためには、ドライバーを短く持って、コンパクトなスイングを心掛けてみましょう。

グリップの半分ほどまで短くする必要はありません。ほんの指3本程度で大丈夫です。

ドライバーを短く持つことで、ドライバー自体の重さは変わらないにしても、手元にも重さを感じることができるため、ヘッドを軽く感じることができ、クラブ全体を軽く振ることができます。

また、ヘッドの走りが良くなるとも言われており、短く持った分飛距離が落ちるということは極端にはないようです。

短く持つことでシャフトがしなりにくく、ボールも高さが出にくくなることがデメリットと言われています。

しかし、慣れてきたら徐々にドライバーを長く持っても構いませんし、慣れないうちは確実にミート率を向上させるためにも短く持って振る練習をしていきましょう。

短く持ってもミート率が上がれば十分に飛距離が出ます。

ボールとの距離感を変えない

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ボールとの距離について、考えてスイングをしている人はどれくらいいるでしょうか?

この、ボールとの距離を変えないということも、ミート率を上げるのに重要なポイントです。

ボールとの距離を変えないことで、クラブヘッドがアドレス時の位置に戻ってきやすくなり、安定感のある、ミート率の高いボールを打つことができます。

身体を使ったスイングができている人は、自然とこの動きができているかもしれませんが、前述のように、スウェーの幅が大きい人や、膝の曲げ伸ばしによって、上下の動きが大きい人、さらには身体よりも腕を使ってスイングしてしまう人は要注意です。

こういった動きをしてしまう人はボールとの距離を一定に保つことが難しく、ミート率の低いスイングになってしまっている可能性が大きいです。

これは基本中の基本でもあるので、毎回必ず意識していきましょう。意外とこのことを意識していない人も多いです。

ボールとの距離を変えないために、頭なのか、前傾なのか、スイング中に意識するポイントは人それぞれです。

頭を意識する人は、アドレスの体勢を取り、人に頭を押さえてもらう、または壁などの一点に頭をつけ、そこが動かないようにスイングの動きをしてみる練習が効果的です。

前傾を変えないという点を意識する人は、手を使ってスイングするのではなく、手先を使わず、身体の回転だけでスイングができるように練習してみましょう。

手先は人間の身体の中で、一番器用な部分です。そのため、何かをするときに手先で行おうと無意識に使ってしまう人も多いのですが、ゴルフスイングにおいては、なるべく手を使わないことを身に着けていくと、良いスイングができていくでしょう。

ゆっくりスイングで自分のスイングを確認してみよう

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いろいろなコツを挙げましたが、まずは自身がどのようなスイングをしているのか知っておくことも、ひとつのコツになります。

自分のスイングが分からなければ、矯正するポイントをつかむこともできません。

そこでオススメの練習方法がゆっくりしたスイングです。

ゆっくりとスイングすることによって、自身のスイングを把握できるばかりではなく、コントロールの矯正にもつながっていくので、必然的にミート率が向上します。

いまはスマホを持っている人がほとんどなので、練習場で自分の全身が写るようにセットをし、動きのひとつひとつをスロー再生で確認することも良いでしょう。

普段とは違うアングルで動画を撮ることにより、新たな発見があるかもしれません。

本番で同伴者にスイング動画を撮ってもらうことは、本番でしているスイングが丸わかりになるため、さらにオススメです。

ただしその際、他の同伴者に迷惑になったり、スロープレーにつながる可能性もありますので、ラウンドで携帯電話を使用する場合は、周りの人に一言断ってから使用することがマナーです。

このゆっくりスイングは結果としては飛距離のアップにもつながっていくので、一見地味な練習に思えてしまいますが、とても効果的な練習方法なのでぜひとも取り入れてみてください!

ミート率が安定するとスコアも安定する

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いかがでしたか?

ここまでミート率の上げ方について解説をしてきましたが、積極的にご自身の練習メニューに取り入れてみてください。

毎日しっかりと練習を行うことによってミート率がアップすると、それは確実にスコアアップにつながっていくことでしょう。