ゴルフスイング
オリオット
フォワードプレスのいろいろ~スイングの一部と考えよう!
フォワードプレスは、グリップや下半身など体の一部を動かしその反動でテイクバックすることを意味しますが、そのやり方はさまざまです。
フォワードプレスの方法は様々
フォワードプレスは、テイクバックを開始するための予備動作ですので、ドライバー・アイアン・アプローチ・パターなど、すべてスイングに取り入れることができます。
(1)グリップを前方に動かす
パッティングでよく見かけますが、パッティングに限らず他のスイングでも使っている人が多いのではないでしょうか。
(2)右膝を前方に動かす
(3)左ひざを伸ばす
ロリー・マキロイがこのフォワードプレスを使っているように見えます。
(4)頭を後方に向ける
(5)膝の屈伸でクラブヘッドをダウンさせる
松山英樹プロがこのフォワードプレスを使っているように見えます。
(6)左足または右足に体重を乗せる
ヘンリック・ステンソンは右足に体重を乗せてからテイクバックしているように見えます。
(7)グリップを強くまたは緩くする
(8)腰を微動させる
フォワードプレスは上記の組み合わせで考えることもできます。
静から動への切り替えスイッチは必ずどこかにある!?
フォワードプレスは、静(アドレス)から動(テイクバック)への切り替えスイッチと見ることができます。
ですから、目に見える見えない、意識するしないはともかく、どんなゴルファーも何らかのフォワードプレスを使っていると考えられます。
フォワードプレスを意識していない人は、さまざまなフォワードプレスがあることを理解し試してみることで、スイングの安定化につながるかもしれません。
テイクバックの起動スイッチをどこにするか、工夫のしどころです。
フォワードプレスはスイングの一部と考え、体全体を使う
フォワードプレスはスイングの安定化に役立ちますが、使い方を間違えると逆にスイングを不安定にしてしまう恐れがあります。
例えば、フォワードプレスをグリップや腕や足腰など体の一部だけの動きとしてとらえてしまうと、体の一部だけに力が入りスイング全体がぎこちなくなります。
ですので、フォワードプレスはスイングの一部と考え、テイクバックにスムーズにつなげることが重要です。
スイングは100人100様、そのスイングに合ったフォワードプレスもまた100人100様と言えるでしょう。
自分のスイングに合ったフォワードプレスを見つける参考になれば幸いです。