ゴルフスイング
しだしんご
ドライバーが苦手な人は「最下点」を意識しましょう!
こんにちは♪
「アイアンは打てるのに、ドライバーがダメ!」という方は非常に多いです。
アイアンもドライバーも基本的に同じスイングのはずなのに、なぜかドライバーだけがスライスやテンプラ。
それは、ボールを打つ「意識」に問題があるのかもしれません。
アイアンとドライバーの違いとは?
アイアンとドライバーの違いは何でしょう?
長さ、ヘッド形状、シャフトといった見た目の違いもさることながら、根本的に違うものがあります。
それは「ボール位置とティーアップ」です。
なぜ、ドライバーはボール位置が左足かかと前付近で、なおかつティーアップをするのでしょうか?
それは、アイアンとは違い、ドライバーはこのボール位置でティーアップしなければ「飛ばない」からです。
ドライバーのロフト角は通常9~11度。
これを地面から直接打っても、ロクにボールは上がりませんし、飛距離も出ません。
それを補助する役割として、ティーアップをします。ティーアップしてこそ、ドライバーの機能を100パーセント引き出すことができます。
アイアンとドライバーは基本的に同じスイングであるということは間違いありません。
しかし、まずはこの2つに「ボール位置とティーアップ」という大きな違いがあることを頭に入れなければなりません。
ここに、「アイアンは打てるけど、ドライバーがダメ」のヒントが隠されています。
ドライバーは「最下点」を過ぎてからインパクトを迎えます
「最下点」とは、スイング軌道で描かれる円弧の最も下の部分、つまり、スイングをした時にヘッドが地面に擦れる地点のことです。
アイアンは地面に直接ボールを置いて打つため、この最下点(もしくは最下点の少し手前)にボールがある必要があります。
では、今度はドライバーで考えてみます。
ティーアップしているのに「最下点」にボールがあったらどうなるでしょう?
ティーアップしている分、ヘッドがボールの下をくぐるように通過するため、満足にボールをヒットすることができません。
高くティーアップしたボールを上手く打つためには、「ヘッドが上昇している時」にボールに当てる必要があります。
そして、そのように当てるために、ドライバーの「最下点」はボールの手前になければなりません。
アイアンは、最下点の手前にボール、ドライバーはボールの手前に最下点、です。
ヘッドが上昇しているときにボールにヒットすることで、ロフト角が9度~11度しかないドライバーでも高さを出すことができ、ビッグキャリーが生み出されます。
また、最下点を過ぎてからフェースは自然と閉じていきますので、ヒットしたボールはスピン量の少ない、つかまった強い球筋となります。
ボールを打ちにいくと、最下点がズレます!
では、ドライバーだけが上手く打てない人は、どういう意識が問題なのでしょうか?
それは、アイアンと同じ感覚で、ドライバーもボールに向かって打ちにいってしまっている点です。
ボールを打ちにいくと、最下点はボールの真下にズレます。
アイアンは体の正面にボールがあるので問題ありませんが、ボールが左足の前付近にあるドライバーでボールを打ちにいくと、体が飛球線方向に突っ込みます。
こうなるとボールに対して鋭角にクラブが降りてくるため、余計なスピンがかかり、飛ばなくなります。
また、フェースターンが十分ではない状態でインパクトを迎えるため、スライス回転が多くなります。
ドライバーでは、ボールを打ちにいってはいけません。
ボールではなく、ボールより手前の最下点を打ちにいきます。
少し妙な表現ですが、「最下点」にボールがあるつもりで、ドライバーのヘッドを「最下点」に落とします。
こうすることで、ヘッドが最下点を通過した後、上昇している最中にボールにヒットし、適正なスピン量とともに、つかまった強いボールが打てるようになります。
ぜひご自身の「最下点」を意識してみてください♪