Gride

gettyimages/694140358
getty

ゴルフスイング

Nick Jagger

パッティングの前傾姿勢は「軽いお辞儀」と同じ約30度!?

「パットに型なし」と言われます。

つまり、パッティングには決まったスタイルがないと言われています。

要はどんな構えを取ろうが、結局は入ればいいのですから、その人の持って生まれた感性を効果的に発揮できる姿勢がベストということになるわけです。

ですから、自由に構えていいのですが、それでもやはり知っておくべき基本はあります。

前傾角度が強いと、手首をコネてしまう

getty

その1つが前傾角度です。

上体をどれくらい前に傾けて構えるかですが、「軽いお辞儀」「会釈」と同じ30度くらいが最も無難だと言うプロが多いようです。

これ以上に体を前に深く屈めると、前傾が強くなってわきが甘くなり、腕や手に頼ってしまうため、手首をコネる打ち方になってしまい、方向性が悪くなってしまう場合があります。

また、目線が低くなるので、距離感がつかみにくくなります。

前傾角度が浅いと、腕の振りが制限される

getty

反対に前傾角度を浅くし、体を起こして構えると、背骨が1本の軸になり、腕と肩を一体化させて動かしやすく、脇の締まった姿勢になります。

高い位置から見渡せ、ショルダーストロークができるので、全体的に距離感は良くなりますが、腕の振りが制限され、ストロークがインからインに抜けやすく、方向性に少し難があるのです。

胸の前にゆとりを作ってやる

getty

パッティングは他のショットのアドレスと違い、緩やかに背中を丸めて構えています。

胸の前にゆとりを作ってやることで、腕を振る空間が生まれるのです。

すると、両肩と両ひじとグリップで作る五角形をキープしながらストロークする時にも、肩の縦回転がスムーズになるのです。

さらにアゴを無理に締めずに高い位置に置くことで、距離感が出しやすくなるのです。

目安の30度から多少の誤差はあるでしょうが、前傾は深過ぎても浅過ぎてもいけません。

自分の自然な前傾姿勢をパッティングに取り入れてみてください。