ゴルフスイング
宮下芳雄@プロゴルファー
ラフを制する者は夏ゴルフを制する!
こんにちはJGMセベバレステロスGC所属プロの宮下芳雄です。
お盆休みが終わったこの時期ゴルフ場の芝はとても青々とし、元気に上に伸びています。
ラフの芝生は太く長くなり、そこから上手く打つことがとても難しくなります。
そこで今回はラフにボールが入ってしまった時の状況対応方法を紹介します。
目次
ラフにボールが浮いている場合は?
じつはラフといっても、ボールが芝生に浮いている状況と沈んでいる状況があります。
ボールが芝生に浮いている状況ではクラブヘッドをボールが浮いている高さと同じ位置までクラブヘッドを浮かせて構えてください。
これによりクラブが芝生の下をくぐり抜けて、ダルマ落としのようになってしまうミスを防ぐことができます。
スイング動作はいつもと同じで大丈夫です!
芝に沈んだボールはクラブ選択&打ち方が重要
問題なのはラフにボールが沈んでいる状況です。
まず使用するクラブはアイアンを選択しましょう。
さらにゴルフ経験の少ない方や女性の場合は8番~ピッチングウェッジ(PW)を選ぶことをお勧めします。
8番~PWはクラブにロフト角度があることでボールが上がりやすくなり、さらに芝生からの抵抗を少なくすることができます。
くわえてスイング動作では、先日、Gridgeの記事の中で書いた「ディセンディングブロー」を意識してスイングをしていきましょう。
ラフからは方向性についても注意が必要です!
ラフからのショットでは打球が左へ飛びやすくなります。
これはネック部分が芝生に引っかかり、ネックを軸にしてクラブヘッドが返りやすくなるからです。
とくにフック系が持ち球のゴルファーさんやゴルフ上級者は注意が必要!
そのために多くのプロゴルファーやゴルフ上級者は、ラフから打つ場合、フェースの向きを目標に対してわずかに右へ向けて構えている方が多いのです。
フライヤーについて初心者と上級者では違いが出る!
フライヤーとは、クラブフェースとボールとの間に芝生が入りバックスピン量が減り、通常よりボールが飛びすぎてしまう現象のことです。
しかし、ヘッドスピードがあまり速くない方やゴルフ経験の少ない方、女性ゴルファーさんはフライヤーになることはあまりありません。
上級者は使用する番手を落としたり、ゆっくり、ソフトにスイングすることに気を付けてフライヤーによる飛びすぎに十分注意しましょう。
ラフからの練習はコースレッスンならでは!
この時期、コースレッスンへご参加頂くお客様の中に「ラフから練習したい」とリクエストを出す方が多くいます。
フェアウェイキープ率が50%を下回ってしまう方は、ラフからの練習をしておけば間違いなくスコアメイクに違いが出てきます。
ぜひコースレッスンへご参加くださいね!
ではまた次回Gridgeでお会いしましょう。