ゴルフスイング
Nick Jagger
夏ラフはもう1個先の仮想ボールを打つつもりでV字に振る
冬場や春先は、芝が薄くて硬いフェアウェイよりもラフからのほうが打ちやすかったりしましたが、これから夏にかけて長く伸びたラフからのショットは、芝の抵抗がきついだけに距離感もつかみにくく、ナイスショットを打つのは、なかなか難しいですよね。
左手のグリップをしっかり握る
ボールの手前の芝にクラブヘッドが食われ、ある程度は勢いが弱くなるのは仕方ありませんが、それでも芝の抵抗を最小限にしなくてはいけません。
まずは、ラフの抵抗に負けないように、左手のグリップをしっかり握ります。
アドレスは通常よりもハンドファーストの度合いを強めにして構えます。
これはクラブヘッドが上から入るようにするためです。
ボールの先にもう1つのボールがあると仮定する
スイング的には、意識をボールの先(左)に置きます。
芝の中に沈んでいるボールの先にもう1つのボールがあるとイメージして、その仮想ボールを打つつもりでフォロースルーを取ります。
芝の抵抗の強さに負けないように左手をしっかり握り、クラブヘッドが芝の中でも前に進めるように打ちます。
実際のボールを打つことだけを考えてスイングすると、ラフの抵抗でクラブフェースが返ってしまいますので、それを防止するためです。
いつもよりアップライトなスイングを
フォロースルーではクラブヘッドを高く上げて、シャフトを立てたフィニッシュを取ります。
深いラフの場合、スイング軌道は通常よりもアップライトにします。
仮想ボールをヒットしたと思ったら、クラブヘッドを真上に跳ね上げるように芝から抜くのです。
緩やかなV字軌道をイメージして、早めにシャフトを立てる意識で、手よりもクラブヘッドが前に出ていくようにするのです。