ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
飛ばしに体重移動は不要!?河野流スイングで腰痛知らず(1)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、体重移動について私の経験をお話しさせていただきます。
飛距離を求めて体重移動をする。
どの本(ゴルフのレッスン書や雑誌)を読んでも体重移動という言葉は出て来ます。
当然私も、右足に体重を乗せ左に体重を移動させながら打っていた時期もあります。
私は、プロ仲間では飛ばないプレーヤですので、どのようにしたら飛距離が出せるのか、いつも模索していました。
その当時のプレーは、当たっていれば仲間のプロにそれほど置いていかれる事もなく、プレーの正確性で勝負をするスタイルでした。
ドラバーは無理をして振っていましたのでプッシュをする事が多く、悩みのひとつでした。
積極的に行っていた、体の回転と体重移動を行わないようにしたのは、腰痛のためです。
腰痛を発症。
かかりつけのお医者様に見ていただいたところ、「痛みが引くまでラウンド禁止」を申し渡されました。
2ヶ月ほど過ぎて、痛みも消え日常生活も支障なくなり、お医者様も私のレッスンプロとしての立場を理解してくれ、「無理をしない程度にラウンドしてもいいですよ」と言っていただきましたので、“手打ち”でラウンドをしてみました。
久々のラウンドで無理をしないように慎重にプレーをしました。
20ヤードほど飛距離が落ちましたが、スコアの方はそれほどの落ち込みもなく、いつも通りにラウンドができました。
わずかに光が見えた。
そんな腰を庇(かば)いながらのラウンドを週1回行い、半年ほど経った頃、「あれ、前と比べてもそれほど飛距離が落ちてないな」と気づきました。
その頃には、腰痛も収まり楽にラウンドができるようになっていました。
何を変えたのか。
それまで、飛距離は体重移動と体の回転で出すものと考え、腰でスイングをリードする打法で、自分の限界に近いヘッドスピードを出していました(そのために体を痛めるのも早まりました)。
しかし、体重移動と体の回転は、軸のブレも誘発します。
そのためプッシュをする事が多かった事に気付きました。
この半年間、腰を庇うため手打ちに徹してラウンドを重ねて見えて来たのは、軸を動かないようにして腕を振るスイングの良さです。
次回は腰痛の先に見えたスイングについて解説させていただきます。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。
私の書いた本の中で今回のテーマで参考になる本は、「75%のゴルフで上手くなる」という本です。
腰痛の時の事も書いてあります。