1ホールで2回林に入れるスイングを克服した、記憶に残る生徒様の話（その2）

私の生徒様の中で一番質問をしてくれたm様のお話です。

3回当店（ビッグキャリーゴルフショップ）を探したのですが見つからなかったのだそうです。

4回目に小さな店の明かりを発見したことによりご縁が生まれました。

私は当時8名のクラブチャンピオンの誕生に関与していました。

m様は、スイングオタク（ゴルフオタク）ですので、県内の有名なお店には一度は行っているそうです。

当店が一番最後に残った理由は聞きませんでしたが、期待されていなかったのかと思います。

ビッグキャリーゴルフショップが開店して14年目くらいの時ですが、レッスンを始めてからまだ3年目くらいでしたので、期待されていなくて当然です。

レッスンを始めて3年目ですが、8名のクラブチャンピオンの誕生に関与しました。

この方達は、私のアマチュア時代の知り合いで、私がシングルプレーヤーになってからも毎年のようにハンデを減らしていったのを見ていたので、私に助けを求めて来てくれたのでした。

普通ハンデが5くらいになりますと、それから先にはなかなか減っていかないものです。

が、私は傍（はた）から見ていると毎年のようにハンデが減っているように見えていたようです。

当人は、目の前にある課題に汲々（きゅうきゅう）として取り組んでいて、一つ解決するとハンデが減るみたいな感じでした。

しかし、一つの問題を解決するのにだいたい2、3年は掛かっていました。

問題を解決する喜び。

自分の性格は、取り組み始めると一直線にそれだけを追求しますので、自分の中では苦ではありませんでしたし、何事もその様に取り組み乗り越えて来ました。

そして乗り越えた時の喜びも良く知っています。

m様は、今までお教えした生徒様の中で一番いろいろな質問をしてくれた生徒様でした。

理論はオタクなので幅広く知っているのですが、実体験が足りないので、理論の空回りな事が多く、本質をつかめていない事が多々ありました。

m様の質問には、私の体験を話し、どんな失敗をして、どんな練習をしてそれを乗り越えて来たのかを詳しく説明しました。

小さな明かりが希望を灯した。

私が思う、レッスンで効果を上げられる生徒様は……。

質問を良くしてくれる
定期的にレッスンを受けてくれる
提示した課題に取り組んでくれる

m様は、真面目な性格でしたので上記を良く守ってくれました。

週1回3年ほど私のレッスンに通っていただき、80台前半のスコアも出る様になり、私の査定でハンデ12くらいになったように思います。

もう少し続けていればシングルプレイヤーになれるところまで来ていましたが、諸般の事情でゴルフの回数が少なくなり、レッスンもしばらくお休みという状態になりました。

m様「ビッグキャリーゴルフショップを探して、4回目で小さな灯りを見つけて本当に良かったですよ」

私「小さな灯りですけれど、お力になれて良かったです」

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。