ゴルフスイング
おっ3
スイングの見栄えを追求する~その3~
スイングの見栄えを追求すれば、結果的に上達!?
勝手にシリーズ化、第3弾は振り抜きに注目します。これは見栄えに大いに影響しますよ!!
飛ばし屋の振り抜き!
表紙のバッバ・ワトソンはハワイアンオープンの中継で初めて見ました。
370ヤードくらいのパー4は、普通に1オンを狙うので強烈な印象でした。
2枚目は、PGAツアーのドライビングディスタンスで第3位のルーク・リストです(2018年6月8日現在)。
どうですか、この見事な振り抜き!!
目線はボールがあったであろう位置に残り、グリップは胸の前、両肘が伸びた状態で両腕が束ねられています。
この直前までは左サイド(バッバは右サイド)がリードしていたのに、インパクト直後にはこの状態になります。
アッと言う間にクラブヘッドがインパクトゾーンを通過しています。
これはあくまでも『おっ3』の考えですが、見栄えのするスイング作りのためには、『インパクトはないもの!』という意識が効果を発揮するかもしれません。
良く耳にする「インパクトは通過点」というフレーズ!
身長178センチと決して大柄ではないローリー・マキロイですが、ドライビングディスタンスでは常に上位にランクインしています。
身体能力が極めて高いのは言うまでもありません。
それに加えて、このインパクトの美しさ、見栄えする形は真似したいものです。
んんん? この一瞬の形をどう真似するのでしょうか? そして、それはできる事なのでしょうか?
お気付きですよね。
インパクトの一瞬を切り取った形を真似る事はほとんどの方ができません。
ここは通過点でヘッドが最高速度を迎える直前です。
その一瞬の形を作る意識は、動きを止める、またはヘッドを減速させる事になってしまうのです。
だから『インパクトは通過点』なのです。絶対にゴールではありません。
見栄えの観点からも、インパクトの形を作ろうとして減速させる事は大きなマイナスポイントになります。
ピッチングに例えると・・・
先日、自己メジャー最速の163キロを記録した大谷翔平選手。
彼のリリースの瞬間は力強く、見栄えがします(この写真は、まだ本調子になる前と思われますが・・・)。
だからと言ってこの瞬間の形を真似する事は、何のプラス効果も生みません。
リリース直後こそ指先のスピードが最速であって欲しいのに、その一瞬の形を作ろうと減速してしまうのは本末転倒と言わざるを得ません。
話をゴルフに戻しましょう。
振り抜きの見栄えを追求するならば、インパクトは作らないでください。
インパクトは『できるもの』です。
意識するならば、バッバやルークの写真のポイントまでクラブヘッドを振り抜く事です。これは見栄えがしますよ♪