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日本人と欧米人のスイング理論は同じで良いのでしょうか?

ある資料によると、日本人男性の平均身長は約170センチだそうです。世界を見ると、最も平均身長が高いのはオランダで、約184センチです。

日本人は、栄養改善によって3世代前と比較するととても大きくなりました。

しかし、今もなお欧米人との体格差は大きいと思います。さらに、骨格の違いや筋肉量の違いは顕著です。

この差がありながら、スイング理論は同じで良いのでしょうか?

身長差があると何が違うの?

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レオナルド・ダビンチの人体図です。注目は、指先から反対の指先までの長さです。

一般には『リーチ』と言われ、英語では『Wingspan』(飛行機の翼の幅)と言います。

あるダンススタジオを主宰されている方は、『日本人の場合は、腕が長いとされているダンサーでもリーチは身長よりも5センチ長い程度。欧米人は、10センチ以上長いダンサーがゴロゴロいる』と言っています。

ゴルフに戻りましょう。

身長が高く腕が長い場合は、スイングアークを大きくすることができます。

また、スイングプレーンがアップライトになるため、クラブのライ角が鋭角になりボールのつかまりが良くなります(上腕と前腕の長さに比率に影響される部分もありますが、その点はまた改めます)。

骨格にそんなに差があるのか?

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往年の名スプリンター、カール・ルイス!

注目は、盛り上がったお尻の筋肉です。

日本人の骨盤は、一般には背骨に対してあまり角度がなく平らにつながっています。

一方で、アフリカ系の方は骨盤が前傾するような方が多いのです。

また、足の長さや足の骨の形もかなりの違いがあります。日本人の足の骨の形状はO脚に近く、欧米人はX脚の場合が多いようです。

これは、アドレスの際の股関節の入り方に大きく影響すると思います。

また、大殿筋の筋肉量も変わって来るため、日本人は欧米人のコピーの理論から、少しアレンジを加えたほうが効率が上がる可能性があると思います。

日本独自の理論!

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『ナンバ走り』って耳にしたことはありますか?

これは、右手と右脚、左手と左脚を同時に出す走り方で、江戸時代の飛脚の走り方と言われています。

これにより飛脚は1日に数十キロ、場合によって100キロ以上を走れたとされています(その走法は失伝しており、映像なども残っていないために推測しかできないようです)。

この他にも、古式泳法や古武術身体操法など、日本にはその体格や骨格に合わせた身体の使い方が古来より存在しています。

ゴルフの理論も、多くのレッスンプロがそれぞれの理論を展開しています。

情報過多によって、多くの理論に翻弄されがちな現代だからこそ、ご自分の体格や身体能力に合わせた理論をみつけて、上達への王道を探してみてはいかがでしょうか?