Gride

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ゴルフスイング

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

現役ドラコンプロが飛距離アップの道のりを振り返る(道具、練習方法etc……)

Gridgeをお楽しみの皆さん、こんにちは!! TPIトレーナー&JPDAドラコンプロのYanagiです。

みなさん、順調に飛距離アップしていますか?

ゴルフを始めた頃は、練習すればするほど、飛距離も方向性も向上し、楽しくて仕方がない時期があったと思います。

一方で、100切りできるくらいのレベルになってからは、成長スピードが低下し、いろいろな面で伸び悩む方も多いのではないでしょうか?

そして飛距離アップ、精度アップを求めて、新作ドライバーは必ずチェック! 最新シャフトも必ずチェック! というゴルファーが多いと思います。

もちろん、私もその1人でした。

一方で、2020年からは飛距離アップに真剣に取り組み、いろいろなクラブ、ドリル、トレーニングを試してきました。

そんな私の1年を、ショットデータとともに振り返りながら、飛距離アップに効果があったこと、あまり効果がなかったことを紹介していきたいと思います。

ドライバーの飛距離アップを目指すみなさん、ぜひ参考にしてください!!

2020年までの私

ゴルフを始めて約10年、飛距離もスコアも伸び悩んでいた時期です。

野球経験者、テニス経験者ではないけれど、球技が得意だったこともありゴルフを始めた頃から体格の割に飛ぶほうでした。

スイング理論、フォームは横に置いておいてとりあえず振り回す!

ゴルフを始めたばかり→キャリー250ヤード
約10年後→キャリー270ヤード

という感じです。

データで見るとそれほど飛ぶように見えないと思いますが、シビアな計測条件でこのくらいなので、元野球部で4番でした! という人以外には、飛距離で負けた記憶はほとんどありませんでした。

この計測で使っていたクラブは
ヘッド:テーラーメイド M6(10.5度)
シャフト:ツアーAD IZ(6S)
ボール:タイトリスト PROV1x

です。

あるあるのセッティングですね!

このころ、趣味の延長でドラコンプロになってみようかなと考えていたので、飛距離の伸び悩みを解決したいなと考えていました。

本格的なフィッティング初体験

みなさん、「フィッティング」を体験したことはありますか?

今では、量販店でも本格的にフィッティングできるようになってきましたね!

※最新シャフトを2、3本試すのは、「フィッティング」ではなく「試打」という認識です。

本格的なフィッティングを体験するまでは、「お客さんヘッドスピード速いから7Sだね! 6Xだね!」的な言葉をうのみにし、最新シャフトにとっかえひっかえ、ネットで「ぶっ飛びシャフト!」の広告を見たら飛びつくという感じでした。

今振り返れば、本格的なフィッティングを受けるまで「レガシーブラック(キャロウェイ)+ツアーAD BB」の頃から、飛距離も方向性もあまり変わっていなかったな……と思います。

ドラコンプロになるにあたり、「フィジカルの不足は道具で補おう!」と、本格的なフィッティングを受けたのですが、様々なシャフトの中から私のスイングと体力にフィットした1本を手に入れるだけで、キャリーが270ヤード→295ヤードまで伸びるという、衝撃的な体験をしました……もちろん、方向性も兼ね備えています。

うれしい気持ちと同じくらい、遠回りしてきた後悔が……。

「なぜ俺はあんな無駄な時間を……」と涙を流す三井寿(マンガ『スラムダンク』)の心境とシンクロしました。

2020年の上半期は伸び悩む

何はともあれ、キャリー295ヤードまで来ましたらから、すぐにキャリー300ヤードは到達すると考えていました。

頻繁に練習場へ通い、いろいろな練習器具を試していましたが、思うように飛距離が伸びません。

バックスピン量を減らすためにM6→M5 ツアー(テーラーメイド)へヘッドを変更しましたが、キャリーもトータル飛距離も全然伸びず……。

※画像は2020年夏頃の試打データ

2020年後半の取り組み

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半年間、我流で振りまくってもまったく飛距離が伸びなかったので、いよいよスクールに通おうと思いましたが、近所には目ぼしいスクールがありません……。

ということで、「TPI」の資格を取りつつ、ゴルフを本格的に勉強&自分自身をコーチングしていく作戦に入ります。

※TPI……タイトリスト パフォーマンス インスティチュート(研究所)。松山英樹プロのコーチになった目澤秀憲さんは、「TPI」level3のトレーナーです。

「TPI」の理論に基づき、私の飛距離アップを阻害する要因、飛距離アップのためのトレーニングを学んでいきます。

この頃、秋のドラコン大会出場へ向け「オーバースピードトレーニング」(神経系)のトレーニングを開始したのですが、これが効果てき面で、低迷していたヘッドスピード・飛距離がまた少しずつ伸び始めました。

2020年1年間での飛距離アップまとめ

2020年前半は思うようなトレーニング結果が出ませんでしたが、2020年後半からは世界的なゴルフトレーナー組織に入ることで、停滞していた飛距離も再び上昇軌道に乗り始めました。

画像データは2021年3月現在、キャリー300ヤードには届きませんでしたが、ボールスピードが上がってきました。

この調子でトレーニングを続ければ、安定してキャリー300ヤードを超えられる手応えをつかんでいます!

最後に飛距離アップで効果があったものをまとめます。

■本格的なフィッティング(20ヤードアップ)
■「速く振る」に特化したトレーニング(10ヤードアップ)
■適正なバックスピン量のヘッドチョイス(5ヤードアップ)

ちなみに、この1年間でのクラブ(ヘッド)は「M6」→「M5ツアー」→「EPIC MAX LS」ですが、クラブ変更の効果は投資額ほど感じられません……。

また、「スイングがきれいになる」類の練習器具は、曲がり幅こそ抑えられるもののヘッドスピードは上がらず、最大飛距離の伸びは感じませんでした……。

「餅は餅屋」を痛感した1年でした。

という訳で(どういう訳?)、飛距離アップには、飛距離アップに特化した取り組みが必要だったと痛感した1年でした!

飛距離に悩む方は、飛距離アップに特化した練習を取り入れましょう!!

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