ゴルフスイング
もーりー
【100切りを目指す人へ!】ミドルアイアンでスライスやフックを“意図的”に打てますか?(パート2)
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
ミドルアイアンで意図的にスライスやフックを打てたら、ラウンドで役立つ場面がけっこうあります。
それならドライバーやウェッジでもスライスやフックを打てたほうがいいのか。
私は、個人的にはそれらがスコア100切りや90切りには必要なスキルだとは思いません。
ティーショットやアプローチで意図的にボールを曲げる必要はありません!
ティーグラウンドに立った時に、セカンド(2打目)地点の付近で大きく右か左にドッグレッグしていて、ボールを曲げないとホール外に突き抜ける場合があったりしますよね。
こんな時にプロゴルファーのようにティーショットでボールを曲げようとするのはとても危険。
ウッドやユーティリティー、ロングアイアンといったティーショットで使うことの多いシャフトが長いクラブは、アマチュアにはただでさえボールを曲げてしまいやすいもの。
それを意図的に曲げようとすれば、ボールはとんでもなくスライスやフックをしてしまい、OBや脱出するだけが精一杯の深いラフにハマるのがオチです。
こんな時は奥に突き抜けないように番手を下げてティーショットを打てば、無理にボールを曲げて打つようなリスクは必要なくなります。
あとは100ヤード以内のアプローチについてもボールを曲げて打つ必要はありません。
そもそもウェッジのようなロフト角のあるクラブは、もともとボールを意図的に曲げるのは難しいクラブです。
それに100ヤード以内の地点から無理にボールを曲げようとして難しいガードバンカーに入れてしまうほうがリスクが広がると思います。
こういう時はボールを直線的に打てるフェアウェイにいったん出してから、次打のアプローチ勝負に徹したほうが良い結果に結びつくはずです。
どうしてもの状況のみボールを曲げやすいミドルアイアンで対応
『意図的にボールを曲げよう』と提言しておきながら、否定的なことばかり言ってしまっていますが、これについては私がスコア100切りや90切りを達成するのに、すべてのクラブで意図的にボールを曲げる必要はないと考えているからです。
むしろボールを意図的に曲げるのは、前打で大きく曲げた後や「パート1」で紹介した例のような、大きな木を避けるといったリカバリーショットの際の最終手段になります。
なので7番アイアンか8番アイアンといったミドルアイアンで意図的にボールを曲げられれば十分。
あくまでも次打で勝負するためのリカバリーですから、長い距離を打つ必要もなく、100~130ヤードくらいの距離を打てたらOK!
それより短い距離をどうしても曲げる必要があれば、7番アイアンを思いきり短く持てばいいわけです。
ボールが曲がる理屈を知っておくことが一番大事!
ですから、ラウンド中に意図的にボールを曲げて打つことなどしなくたっていいと思います。
ただ、ラウンドでは使うことがないとしても、練習場では意図的にボールを曲げて打ってみてほしいのです。
どのくらいフェースを開いたり、アウトサイドイン軌道でスイングしたらスライスになるのか、逆にどのくらいフェースを閉じたらフックが出るのかなど、いろいろ試すことでボールが曲がる理屈を知ることができます。
そうやっていろいろと体感することで、フェードを打つには体の回転を止めずに腰を早く切る、逆に腰を切る動きを遅くして右腰を押し込んだほうがドローを打ちやすい、といったことが理解できるでしょう。
日頃の練習の中で、気分転換にほんの何球かで構いませんから、ミドルアイアンで意図的にボールを曲げて打ってみてください。
きっと上達のヒントになるはずですし、ラウンド中のここぞという場面のリカバリーショットの時に応用できると思いますよ。
というわけで今回はこのへんで。
それでは、また!