ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
なぜ、韓国勢は強いのか。その1 国家代表予備軍制度と出身選手
なぜ、韓国勢は強いのか考察してみます。
国家代表予備軍制度
今、プロゴルフの世界には、男女ともに強い韓国勢がひしめいています。韓国がゴルフに参入したのは、それ程昔の事ではありません。
韓国ゴルフ協会(KGA)発足は1956年です。
プロ協会は1968年に発足、女子プロゴルフ協会は、それより遅れて1988年に発足しました。
しかし参入すると直ぐに国家として取り組み、スイングを研究して教本を作りました。
1983年のアジア大会を目指すために「国家代表予備軍制度」を作り、現役プロとのラウンドもある合宿は年間150日以上、費用はすべてKGAが負担しました。
国家代表
年間で男女各6名が「国家代表」に選ばれます。
全国から小学生何名・中学生何名・高校生何名・大学生何名と決められています。
100人規模の人間を集め競わせる体制で、1年間の公式戦10~15試合の成績をポイント換算して決めています(熾烈な競争です)。
申ジエは米賞金女王を獲得。
申ジエは一年だけ、チェ・ナヨンも一年だけ国家代表になりました。申ジエは米賞金女王を獲得。
チェ・ナヨンは、米賞金女王・ベアトロフィー2010年を獲得しています。
アン・ソンジュとイ・ボミは代表予備軍止まりで、国家代表にはなっていません。
イ・ボミは2006年の一回だけ代表予備軍になっただけです。
朴仁妃は海外メジャー7勝。
朴仁妃(パク・インビ)は、国家代表選手、2012年米賞金女王、2年連続賞金女王グランドスラム獲得、2016年リオ五輪にて金メダル獲得、海外メジャー7勝
男子では、キム・キョンテプロは、4年連続国家代表に選ばれています。
他の選手も、調べれば調べる程、韓国選手の強さがいかに抜きん出ているかわかります。
スイングの特徴
スイングの特徴(国家代表予備軍は共通の基本がある)
★体の正面で打つ(ベタ足)
★コンパクトなスイング
他にもいろいろありそうですが、次回は、この二つのテーマに絞り考察したいと思います。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。