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ゴルフスイング

とや

米国女子プロゴルファーのスイングを徹底解析 

スイング解析シリーズも第4弾となりました!

今度は米国女子プロゴルファーのスイングを見ていきましょう。

性別やお国は関係なく、技術的なものは万国共通です。

日本に比べると大柄な選手も多い米国女子ツアー、どんな選手がいてどんなスイングをしているのでしょうか?

スイングは力じゃない【パク・ヒヨン】

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やや小さめのバックスイングから、ゆったりとリラックスしたスイングを見せてくれているのがパク・ヒヨン選手です。

この選手の動画を見るとスイングは力じゃないことが良く分かりますよね。

リラックスしてヘッドの重さ、シャフトのしなりを使ってボールを前に運ぶ、という流れるようなスイングです。

下半身から順番に始動していく身体の使い方は、力を入れなくても早いヘッドスピードとインパクトパワーを生み出すことに一役買っていますね。

全身を目一杯使ったスイング【シャイアン・ウッズ】

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リラックスしたアドレスから、身体を目一杯使って力強いスイングなのがシャイアン・ウッズ選手。

タイガー・ウッズ選手の姪っ子という部分だけが先行して注目を集めていますが、非常に理に叶ったスイングに仕上げているのが分かります。

バックスイングはややゆったり、トップから一気に腰に乗せてインパクトまで持っていきます。フォローでは体幹が前に流れる動きも特徴でしょうか。

しかし体幹が前に流れるのはインパクト後になります。

フォロースルーに身体がついていくイメージですね。

個性的なスイング【レクシー・トンプソン】

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非常に個性的なスイングを披露しているのは、天才少女と言われたレクシー・トンプソン選手です。

現在も非常に安定した強さを誇っており、ファンサービスも欠かさない人気選手ですね。

スイングは非常に独特で、インパクトの瞬間には膝が伸び上がり、ジャンプアップすることが挙げられます。

ジャンプアップすることに関してはあまり利点は感じられませんが、ドライバーのヘッドスピードを上げるために、地面に強い力を伝えている結果、このような動作になっています。

ジャンプアップはその結果に過ぎません。

フォローも体幹と腰の面が完全に開いており、スイングそのものが非常に強いことを物語っています。

下から上への体重移動【モー・マーティン】

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現在フェアウェイキープ率トップのモー・マーティン選手です。

この正確なショットの要因はやはり腰の回転と、腕の振り抜きのバランスでしょう。

この選手は腰の始動が早めで、身体が開いていきます。左腰を上方に吊り上げるような動きをしてインパクトを迎えています。

そのとき右肘の動きは少し「抜く」ような動きをとっており、ボールを打球方向へ押し込んで、インパクトからヘッドが下に残った状態が長く続きます。

この動作を精密機械のように正確に実現させることで、脅威のフェアウェイキープ率を誇っているんですね。

米国女子プロゴルファーのスイング解析をしてみました!
プロゴルファーといえど、多種多様なスイングがあることが分かりますね。

アマチュアゴルファーの皆さんも、「個性」を伸ばしつつスコアアップを目指してもいいいかもしれませんね。