Gride

gettyimages/923545144
getty

ゴルフスイング

おっ3

動き出す前に確認!グリップとアドレス~その4~

勝手にシリーズ化第4弾!

50歳を過ぎて、身体の経年劣化を無視できなくなった私『おっ3』が、グリップとアドレスの再構築を始めました。

今回は、今の体力にあった適切なアドレス探しです。

アドレスの目的を考えました

この画像は、中学に進学した長女がまだパパに反抗しなかった頃のものです。最近は……余談はまた別の機会にします。

長女の場合は、背中がすっと伸びているのは良いのですが、残念ながらスムーズに動き出せる気配が感じられません。

タイトル画に使わせてもらったマキロイのアドレスは、キャリーで300ヤードを越えてくるのも頷けるものと思います(比較対象がどうかしていますが、ご容赦ください)。

動き出す前のことであるにも関わらず「躍動感」に大きな差がある! ということかと思います。

では、この差はなぜ生まれるのでしょう? それはアドレスの「目的」だと思うのです。

長女の目的は、「パパの言った通りに立つこと」でした(笑)。

マキロイはいかにスムーズに動き出し、バランスよく振り切るかということを目的としています。

「静」を目的とするアドレスと、スムーズな始動、完璧なバランスのスイング、ピタリと決まるフィニッシュまでを目的とする「動」を前提としたアドレスでは、必然的に差が出てしまうということだと思います。

目的を意識すれば、形は決まる!

こちらの画像は、長女に変わってゴルフを始めた長男(弟)のものです。

最初から不思議とピタッとフィニッシュが決まる子でした(親バカなのは承知であります)。

長男は「動き出しやすい」アドレスを自然と取りました。

性格的には、長女は頑固で長男は楽観的です。楽観的性格から、長男は型にはまりません。

パパに要求されるアドレスの「形」に縛られることなく、子供なりに動きやすいポジションを探したようです。

子育ては、「気付き」のチャンスにあふれています。

子どもの練習を見ながら『おっ3』は、アドレスの肝は以下の4点なのではないか? と思ったのです。

・動き出しやすいこと
・トップが決まること
・バランスよくスイングできること
・フィニッシュが決まること

これを目的とするアドレスを探そう! と考えました。かっこよく言えば、逆転の発想です。

そのためのポジション探しと、身体作りを平行して進めれば、劣化速度を鈍化させるばかりか、以前よりも「考えるゴルフ」を実践してスコアアップも望めると思うようになりました。

もっと下半身に意識を集中させること!

getty

敬愛するベン・ホーガンの力みのない美しいフィニッシュ!

スタートは、アドレスです。上半身の力みを消し、股関節や腹筋・背筋で回転する力をコントロールすることが、正確で最大の飛距離を生むスイングにつながりますよね。

トップで、右足の股関節に乗り、右臀部(でんぶ)と右内腿に張りを作ることができるアドレス。

左股関節に乗り、素早く左臀部を回すことができるアドレス。

フィニッシュでは、左足にスッと乗れるアドレス。

これを感じるためには、ボールを打つよりも素振りが有効です。

目を閉じて、身体のバランスだけに意識を集中して素振りすること!

時々その素振りを鏡でチェックすると、自分の最適なポジションを視認化できます。

もしかしたら、一時的にリズムを取りにくくなるかもしれません。それでも手で合わせに行くことなく、何度もアドレスのチェックをしてみて下さい。

自分もまだ途上ですが、ヘッドスピード52m/s(メートル/秒)まで往年のスピードを戻しています。

『おっ3』ですが、昔の自分に負けたくないのです!!