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ゴルフスイング

オリオット

先端技術を使ってスイングを改造する!?~ゴルフスイングの話(3)

こんにちは~、オリオットです。

前回、ジャイロセンサーを応用したスイング解析システムをいくつか紹介しました。

今回は、その中の「Zepp Golf 2」について、もう少し詳しく紹介いたします。

「Zepp Golf 2」のアプリをダウンロードし、センサーとスマホをBluetoothで接続する

センサーはグローブに装着します(写真上)。

センサーの重さは、アタッチメントを含めても~11グラム程度なので、装着感はほとんどありません。

アプリをスマホにダウンロードしてインストールします。センサーとスマホはBluetoothで接続します。

クラブセッティングは、いろんなブランドや種類が用意されているので、その中から選ぶことができます(左のスクリーンショット)。

アプリには、トレーニング、ラウンド(録画)記録、データ共有、スマートコーチなど、さまざまなメニューがあります(中央のスクリーンショット)。

「3Dスイング分析」メニューでは、アバターが画面に現れます(右のスクリーンショット)。

自分の好みに合うアバターが選べるとよいのですが、今のところ画面のようなアバターがデフォルトになっています。

スイングすると、アプリが自動的にショットを検知し、アバターがスイングを再現してくれます。

スイングデータは自動的にZEPPのサーバーに送られ、パソコンでも見ることができます。

スイングは前後左右と上の方向から見ることができる

クラブを選択してスイングすると、1~2秒で分析結果が表示されます(スクリーンショット左)。

緑色の数値はOK、黄色の数値は改善の余地あり、赤字は要改善のイメージです。

中央のスクリーンショットは正面から見たクラブプレーン、右のスクリーンショットは打ち出し方向から見たスイングプレーンの例です。

そのほか、ハンドプレーンの動画も見ることができます。

スイングは、前後左右と上の方向からの動画で見ることができます。

ミッシェル・ウィーのスイングデータと比較することができる

ミッシェル・ウィーのスイングデータと比較してみました(左のスクリーンショット)。

総合スコアは86点(黄色)。ミッシェル・ウィーは99点(緑色)で、ほぼパーフェクト。プロですからね。

とりあえず、比較してわかったことは、テイクバックのグリッププレーンを想像以上にインサイド側に軌道修正する必要がありそうです。

反対方向にボールを打つように、思いっきりテイクバックする感じでないと正しいプレーンになりません。

これまでは、いろんな情報を頼りに自分勝手にスイング作りをしてきた感がありますが、こうしてプロのスイングと比較しながら、スイングプレーンを合わせるようにスイング改造していけば、良い結果につながるのではないかと思います。

所詮、プロとは体力や体格が違うので、完全に真似るには無理があるにしても、スイング改造の方向性に迷いが少なくなりそうです。

ゴルフ友達とスイングデータを共有したり比較したりすれば、スイング改造の参考になるかもしれません。

これからは、こういった先端技術がスポーツの競技力向上や匠の技術伝承に応用されるようになると思います。

AI(人工知能)キャディが、練習場やコースでアドバイスしてくる時代が来るかもしれません。

まずは、ここで紹介したような自分で気軽にできるスイング解析システムをスイングナビゲーターとして活用するのも一考に値するのではないでしょうか。