Gride

gettyimages/847023542
getty

ゴルフスイング

Nick Jagger

100ヤードと150ヤードのショットで「ライン出し」をマスター

ここ数年、「ライン出し」という言葉が、すっかり定着してきましたね。

抑えたスイングでミート率をアップさせる打ち方ですが、アマチュアゴルファーにもマスターできるテクニックでしょうか?

大丈夫です。100ヤード、150ヤードの距離を2つの打ち方で練習すればいいのです。

フルショットとスリークォーターショットの練習が効果的

getty

100ヤードの距離は平均的な男性ゴルファーであればピッチングウェッジでしょうか。

150ヤードならば、7番アイアンくらいでしょう。

この2つの距離を打つ練習で、フルショットとスリークォーターショットの2つの打ち方をマスターしておくと、安定したゴルフに結びつきます。

100ヤードを打つ場合、通常はピッチングウェッジのところを9番アイアンを持って、振り幅をフルショットの4分の3のスリークォーターショットくらいに抑えて、100ヤードの距離を打ちます。

7番アイアンで150ヤード飛ぶのなら、6番アイアンのスリークォーターショットで同様に150ヤードを打てるように練習します。

スリークォーターショットでミート率を上げる

getty

フルショットの場合はしっかり距離を出すことが一番の目的ですが、力一杯振り回すわけではありません。

アイアンショットのフルショットは8割程度の力加減でスイングし、一定のリズムでスムーズに振り切ることが基本です。

そして、フィニッシュでは左足だけで立てるくらいにバランスを保つことも大事です。

一方、スリークォーターショットは、距離を少し落としてでも方向性を優先したいケースで用いる打ち方です。

プロたちがよく口にする「ライン出し」ですが、ミート率を上げたい時に有効な打ち方なのです。

中途半端な距離にも有効

getty

2つの打ち方を通じて、100ヤードと150ヤードの2つの距離を作っておくと、ショットの幅が広がってきます。

特に100ヤードと150ヤードの中間の距離を打つ時に、ショットのコントロールができるようになります。

例えば120ヤードや130ヤード、9番アイアンでは少し短いかもしれないけど、ボールのライもいいし、ピンが手前だからしっかり振り切ろうとか、少し大きめの8番アイアンでスリークォーターショットをしてみようなどと、緩急がつけられるようになります。

2つのショットの使い分けができるようになる頃には、ハーフで40台は当たり前のレベルになっているはずです。

上級レベルに向かうためには必須の技術かもしれません。

ぜひ練習場での課題にしてみてください。