ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
オーバースイングで左肘の引けるtm様をコンパクトトップに
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、オーバースイングで左肘の引けるtm様のお話です。
今話題の渋野日向子プロも、オーバースイングからコンパクトなフラットスイングに変更して、大成功しています。
コンパクトなトップを目指す
tm様は、私のスクールに入会して1年ほど経ちます。
入門のきっかけは、左肘が引けるフォローが気に入らないので治したいとのことでした。
当店(ビッグキャリーゴルフショップ)の試打室で、tm様の動画を撮って見ますと、オーバースイングのトップから引き下ろす、アウトサイドインのヘッド軌道で左肘の引ける典型的な形です(チキンウイング)。
tm様「仲間にも多いですが、この左肘の引けが格好悪いんですよ」
私「tm様は、高いトップからクラブを引き下ろすようにダウンスイングをしていますので、アウトサイドインのヘッド軌道になってしまっています。トップの形をもう少しフラットにすれば、インサイドアウトに振ることができますよ」
tm様「今さら、できますかね?」
私「トップをどこに上げて良いか分からなくなったことはありませんか?」
tm様「トップの形はいつも不安です」
横振り素振り
私「それでは、わたしの言う通りに素振りをしてみてください」
●ご自分のノドの高さの辺りにボールがあると仮定して、そのボールに対してアドレスをしてください。
●アドレスしたら、グリップエンドをボール向けるようにテークバックします。
●右肩の辺りに“出前持ちスタイル”のトップを作ります。
●トップからは、アドレス時の左手の上に右手がある形に戻してインパクトを迎えます。
●フォロースルーは、右腕が左耳の下辺りに巻き付くように振り抜きます。
この横振りの場合、仮定のボールよりも高い場所に振り抜ければインサイドアウトです。
上記のようにレクチャーさせていただき、少し長く掛かりましたが、半年ほどでコンパクトなインサイドアウトのスイングに変更でき、左肘が引けなくなりました。
横振りスイングのまま前傾しただけです
今話題の渋野日向子プロの、2016年のプロテスト時のスイングを見たところ、高いトップでオーバースイングでした。
それを、右脇の閉まった、フラットスイングにして大成功をしています(現在の日本の女子のトッププロの中では、一番右脇が閉まっていると思います)。
私の考える、良いスイングの条件は以下になります。
●遊びのない=コンパクトスイング
●再現性の高い=脇が閉まって体と腕の一体感がある
●強く打てる=強く打てても再現性がなければ意味がありません
この条件をクリアできるスイングが良いスイングだと思います。
コンパクトなスイングに変更したい方はぜひ私の本を読んでください。
楽天ブックス様にて11冊出版させていただいています。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。