ゴルフスイング
もーりー
大事なのは『トータルドライビング』!~ゴルフはただ飛ばせばいいってもんじゃない パート2~
皆さんゴルフを楽しんでいますか!
こんにちは、ライターのもーりーです。
ゴルフで飛距離が出せるって圧倒的に有利ですよね。
しかし、いくらドライバーで飛ばしたとしても、2打目が深いラフからだとパーを取るのも難しくなります。
そう、飛距離アップにはフェアウェイキープとのバランスが必要不可欠なんですよ!
『トータルドライビング』って何?
ドライバーショットは飛んだほうが有利なのは間違いないですが、真っすぐ飛ばなければあまり意味がありません。
飛距離と方向性(フェアウェイキープ)のバランスが取れていないとスコアメイクはできないわけです。
プロゴルフツアーで発表されるランキング記録に『トータルドライビング(Total Driving)』という部門があります。
これは皆さんの馴染みが深い「ドライビングディスタンス」と「フェアウェイキープ率」のそれぞれの順位を足した数字で表されるものです。
つまり両者のどちらかが良くても上位にはランクインできません。
まさにコースでの実戦的なドライバーやティーショットの上手さが反映される数字です。
これはアマチュアでも一緒のことで、ドライバーの平均飛距離が210ヤードでいつもフェアウェイキープできていたゴルファーが、230ヤードに飛距離アップした代わりに左右のラフにしか飛ばなくなれば、『トータルドライビング』はむしろ悪くなってしまいます。
アメリカPGAツアーの飛ばし屋たちも『トータルドライビング』を重視している
フェアウェイキープも意識した『トータルドライビング』を重視するという考え方は、プロゴルフファーでも同じです。
例をあげると、アメリカPGAツアー屈指の飛ばし屋と言われる、ダスティン・ジョンソン選手。
今季の平均(※2018年4月1日時点)でのドライビングディスタンスは311ヤードで全体の12位です。
これでも十分にすごいですが、ここで疑問が浮かびます。
ダスティンといえば、1月の試合(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ)の433ヤードのパー4で、あわやホールインワンかというドライバーショットを放って話題となりました。
それを考えると、ドライバーの平均飛距離が311ヤードというのは少し物足りない気がしませんか?
実はここがミソでして、ダスティンは本当はもっと飛ばせるはずなのですが、フェアウェイキープを考慮して、飛距離を調節しているわけなんです。
特にアメリカPGAツアーの場合は、フェアウェイとラフではハッキリと次打の難しさに差が出るようにセッティングしてありますからね。
アメリカPGAツアーというとドライビングディスタンスばかりが注目を集めますが、フェアウェイキープ率の平均値も、日本ツアーに比べて10%ほど高いと言われています。
フェアウェイの広さの違いなどもありますので、単純な比較はできませんが、少なくとも世界最高峰のプロゴルファー達が、単純な飛距離よりもフェアウェイキープ率も加味した「トータルドライビング」を優先していることがわかります。
アマチュアはフェアウェイキープ率50%を目安にしよう!
『トータルドライビング』の重要性は理解していただきましたか?
ただ飛ばせばいいというわけではなく、フェアウェイキープとのバランスが必要なわけですね。
一般的にアマチュアゴルファーは、ドライバーショットのフェアウェイキープ率については50%を目標にするといいそうです。
もしドライバーの飛距離アップに取り組んで、20ヤードアップするとフェアウェイキープ率が30%になり、10ヤードアップするとフェアウェイキープ率が50%以上だとします。
その場合は、20ヤードの飛距離アップが可能でも、10ヤードの飛距離アップに抑えたほうが、効率的ですしスコアアップに直結すると思います。
また、フェアウェイキープ率が50%というのはかなり高い水準(特に飛距離が出る人は)だと思いますので、その場合は現状のフェアウェイキープ率を基準にするといいかもしれませんね。
飛距離アップを目指す皆さんはぜひ『トータルドライビング』にも目を向けてみてくださいね!
それでは、また!