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ゴルフスイング

とや

米国男子プロゴルファーのスイングを徹底解析

いよいよ恒例となってまいりました。
スイング解析シリーズ第3弾、続いては米国男子プロゴルファーです。

日本と違い、どことなく豪快でパワーのあるイメージを持ってしまいますが実際にはどうなのでしょうか。
個性的でそれぞれ特徴のあるスイング、またその個性はどこに活かされているのか見てみたいと思います。

リストターンを上手く使う【リッキー・ファウラー】

まず最初にリッキー・ファウラーのスイングから紹介します!

どっしりとした構えから、上半身を目一杯捻じり上げて、コックもしっかり使う始動ですね。
上半身の捻れを利用して一気にスイングに入ります。
しかし反面、腰をしっかり使って打つタイプではなく、上半身を受け止めるための土台のような役割を下半身が担っています。

リストターンがやや早めの軌道をするのも特徴の一つで、これによってフェースが開かずにボールをしっかり捕まえることができているんですね。

意図せずスライスボールが出てしまう人は、このリストターンを意識するといいですね。

ツアー屈指の飛ばし屋【バッバ・ワトソン】

ツアー屈指の飛ばし屋として知られるバッバ・ワトソンですが、スイング動画を見ると驚くほど細身だということに気付くと思います。
ボールを飛ばすには筋骨隆々である必要はないんですね。

バックスイングで、右足がめくれ上がること、スイングが身体に巻き付くような軌道を取ることも特徴の一つです。
他にはインパクト時の腰の使い方を見てみるといいでしょう。
イメージ的には腰の左側を、ボールにぶつけにいくようなイメージで強いインパクトパワーを得ることができています。動き始めたクラブをさらに加速させているというわけです。

飛距離アップのヒントになるかもしれませんね。

身体全体を使って力強く【ロリー・マキロイ】

力強いバックスイングから、美しい弧を描くスイングはロリー・マキロイ選手です。
クセのない、キレイなフォームですね。

バックスイングが早く、トップの位置に持ってくると、さらにそこから腰を入れて上半身の強い捻じりを使っています。
バックスイングの推進力をも利用しており、逆に言えば強い体幹を持つことの証でもありますね。

またインパクトでは右足に乗せた体重を、前へ、そしてやや上向きに力を伝えています。フォローでは大きく伸び上がるような体勢になっているのがわかりますね。

体幹の力を十分に使ったスイングは、パワフルながらもブレにくい安定したショットを追求した結果でしょう。

自然体で柔らかなフォーム【ジェイソン・デイ】

目下世界ランキングTOPのジェイソン・デイ選手、この選手のスイングはとにかくクセがなく美しいフォームです。

我々一般ゴルファーにもぜひ真似してもらいたいものですが、なかなかこうはいきませんね。しっかりと腰で全体をリードしているスイングだからこそ、現在の世界ランキング1位という結果をもたらしてくれたのでしょう。

またよく言われる基本中の基本、腕と肩を二等辺三角形に保つ、というのが最後まで崩れていません。やはり何事も基本は大切なんですね。

いかがでしたか?
なんとなくアメリカというと個性的で特徴のある、とても真似できないスイングの選手が多いのかな?と先入観で見てしまいましたが、どの選手も美しいスイングで基本に忠実であることがわかりました。
やっぱり実力を上げる近道は「基本を大切にする」こと。

我々一般ゴルファーも一度基本を見直してみましょう。