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プロゴルファー

もーりー

6打差を逆転!西村優菜がうれしいツアー初優勝!!【樋口久子 三菱電気レディス】

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

秋も深まりつつある11月。

LPGAツアーは『樋口久子 三菱電気レディス』が開催されました。

今大会の注目はなんといってもアメリカ転戦から帰ってきた渋野日向子選手でしたが……。

初日にホールインワンを達成するも波に乗ることはできず

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10〜11月は秋晴れに恵まれることも多く、まさにゴルフにはうってつけのシーズンですね。

そんな中で開催されたのはJLPGAツアー『樋口久子 三菱電気レディス』(10月30日〜11月1日、埼玉県 武蔵丘ゴルフコース 6585ヤード パー72)。

この大会で注目を浴びたのは、やはり渋野日向子選手でしょう。

ヨーロッパから直接アメリカに渡ってUSLPGAツアーを転戦していたこともあり、開幕戦以来のJLPGAツアー参戦です。

その渋野選手ですが、初日の前半で早速魅せてくれました!

1アンダーで迎えた8番パー3、160ヤード。

8番アイアンで打ったボールは手前から真っすぐ転がり、なんとなんとそのままカップイン!

2018年のアース・モンダミンカップ以来となる、ツアー2度目のホールインワンを達成しました。

ホールインワンだとわかると、キャディーとの肘タッチで喜びをあらわにした渋野選手。

4ヶ月ぶりの国内復帰戦でいきなり存在感を示した格好となりました。

この勢いのままスタートダッシュを決めるかに思われた渋野選手でしたが、後半に失速してこの日はトータルイーブンパー。

初日から出遅れてしまいました。

2日目も2バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの77と崩れ、通算5オーバーの65位タイで予選落ちしてしまいました。

そして2つのダブルボギーはいずれも課題のアプローチが上手くいかなかったから。

しかもオフに引き出しを増やすために練習を繰り返したクラブは使わずに、従来のサンドウェッジを使ってのミス。

このあたりのちぐはぐさや迷いが、渋野選手の状態が上がってこないことに拍車をかけているように見受けられます。

いわゆる悪循環というやつですね。

昨年はこの大会の冠になっている樋口久子さん以来の海外メジャー制覇などで、一気に時の人となった渋野選手。

昨年があまりにも良過ぎたので、注目を浴び過ぎてかわいそうな気もしますが、これを跳ね除けてこそ本当のスーパースター。

渋野選手の活躍や優勝を見たいファンも多いはずです。

スマイリング・シンデレラの復活に期待しましょう!

勝みなみ選手が初日からスタートダッシュを決める!

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ここからは今大会の優勝争いの模様をチェックしていきましょう。

まず初日から5アンダーで首位に立ったのは、渋野選手と同学年の勝みなみ選手。

まあゴルフファンからすれば、黄金世代の中でも実力はトップレベルなのは言わずもがなの選手ですよね。

そんな勝選手は2日目も順調にスコアを伸ばして通算10アンダー、2位に5打差と独走体制で最終日を迎えます。

最終日も前半はバーディーもあればボギー、ダボもあるという大波な展開でしたが、9番ホールで起死回生のイーグル!

このイーグルで優勝は勝選手で決まり! と誰もが思ったことでしょう。

しかし最後まで何が起こるかわからないのがゴルフというもの。

後半のサンデーバックナインに入ると、勝選手がプッシュアウトのミスを連発。

得意のアプローチでなんとかパーを並べていくも、結局はこの日はイーブンパーでスコアを伸ばせずにまさかの2位フィニッシュとなってしまいました。

元々ノーコック気味のスイングが特徴の勝選手ですが、最後の最後で今シーズン悩まされているプッシュアウトのミスが顔をのぞかせてしまいましたね。

しかし2日目までのゴルフが続くようになれば、近いうちに必ず優勝を手繰り寄せてくれることでしょう。

勝選手の今後の活躍に期待大ですね。

6打差を逆転したのはツアーで最も小柄なルーキー!

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5打差首位から出た勝選手がスコアを伸ばせずに通算10アンダーの2位に終わったいっぽう、最終日に輝きを見せたのはツアーで最も小柄なルーキーでした。

首位と6打差の3位でスタートしたプロ1年目、20歳の西村優菜選手が8バーディー、1ボギーの7アンダーをマークして、通算11アンダーに伸ばしてツアー初優勝を逆転で飾ったのです。

前半のチップインバーディーで流れをつかんだ西村選手は、14番から3連続バーディーを奪い首位に立っていた勝選手にに追いつきます。

通算10アンダーで並んだ最終18番パー5でパーとした勝選手に対し、1メートルのバーディーパットを沈めて優勝を決めました。

しかしベテランの申ジエ、勝みなみの両選手との最終日最終組の重圧をものともせず、飛距離はなくとも正確なショットでバーディーを量産しましたね。

しかも最終日の14番〜18番の上がり5ホールで3連続を含む4バーディーで逆転とは!

2000年生まれの「ミレニアム世代」では古江彩佳に次ぐ2人目のツアー初優勝となった西村選手。

身長150センチと小柄ですが、これだけ正確なショットとパッティング技術があれば、今後もツアーで優勝を積み重ねていきそうな逸材です。

女子ゴルフ界にまたも表れた新星に期待大大大ですね♪


といったところで今回はこのへんで。

それでは、また!