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ゴルフスイング

Gridge編集部

「尾林弘太郎のロジカルゴルフ」考え方からスコアアップ!

「尾林弘太郎さんというすごい先生がいるよ!」という情報をキャッチした、Gridge編集部ヒッティ。

どうやら尾林さんとは、「ロジカルゴルフ」という名前のゴルフ理論を世に打ち出し、有名誌での連載や、シリーズで4冊も出版している、凄腕のレッスンプロのようです。

尾林プロの生徒さんから紹介を受けたヒッティは、書籍を読破し、ラウンドで指導を仰いだ結果、久しぶりに70台で回ることができました!

今回はそんな尾林プロの3月某日に行われたセミナーに行ってきました!

「上達の絶対条件! それは考えるゴルフ! それがロジカルゴルフ」


ロジカルゴルフとは、考えるゴルフを習慣にする事で練習効率を高め、スコアアップを目指すレッスンプログラムになります。
(考えないゴルフでの上達は不可能と感じます)
https://www.logical-golf.com/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95%E3%81%A8%E3%81%AF/


私達ゴルファーは「スライスが出たらどうしたらいい?」「インパクトを良くするためのワンポイントは何?」と、すぐに解決する“魔法の答え”を求めがちですよね。

でも、その症状がワンポイントで一時的に良くなったとしても、原因・手段・結果を考えないと、長期的な上達はありません。

なので、もちろんこの本を読んだだけでスコアが絶対良くなる! というわけではありません!

ちゃんと理解して、考えて、練習しないといけないのです!(笑)

尾林プロは長期的な練習メニューで、少しずつ確実にレベルアップしたいゴルファーをサポートしてくれるとのこと。

潜入! 大網(おおあみ)セミナー

この尾林プロ、プレーヤーに考えてもらうことを目的としているため、個人レッスンを希望してもすぐにはしてくれないのです。

すべてのレッスンプログラムの参加資格を取得するためには、理解を深めるために「ロジカルゴルフ スコアアップの方程式」を読み、セミナーを少なくとも2回受講しなければなりません。

本当にゴルフが上手くなりたい人だけが、ロジカルゴルフクラブ会員(生徒)になれるというわけです。

そんな門下生候補の一人として、ヒッティも大網セミナーに参加してきちゃいました。

ダイジェストの動画をごらんください

座学講習スタート

まずロジカルゴルフの概要説明の前に、配られる「調査票」を記入します。

ここに、昨年までの1年を振り返り
・練習量(レンジ・コース練習など)
・コースラウンド量
・自宅パット練習量

これら、年・月・週、パターならば日で何球打っているか、書いていきます。また、春夏秋冬の季節による練習量の変化はあるかなども振り返ります。

実はこの練習量を書き出してみると、意外とこの時点で「上達したいと言ってるだけで練習量が少ないな」とか「練習はたくさんしているのに伸び悩んでいるから、方法が違っているのかな」とか、いろいろな発見があります。

そして
・目標スコア
・コースで防ぎたいミスパターン

などを書き出していきます。

ここで注意したいのは、「ベストスコア」ではなく、1年以内に目指す5ラウンドの「平均スコア」であることです。

なるほど、真のレベルアップを目指すゴルファーのためのセミナーですね!

ロジカルゴルフの考え方は、書籍で紹介されている「4段ピラミッド」「5ボックス」スイングを区切った「A〜Gのパーツ」など、図解で説明されています。

ひとつ簡単な概念をご紹介します。

①「身体の動き」→②「クラブの動き」→③「インパクト感」→④「打ったボール」→⑤「実際のボール」

この図式のなかで、レッスンプロが伝えるのは①の身体の動きです。

本当は②や③をコントロールしたいのですが、アマチュア停滞ゴルファーは⑤の実際のボールや結果だけを求めがちです。

また、教わる側は①から⑤の流れなのですが、レッスンプロが考えるのは⑤→①の順番だとも言っておられました。

つまり、現状分析をして、理想のスイングの動きを考え、実際のスイングとの差を埋めていく、そのためにこういう身体の使い方をする、という具合です。

うーん、非常に納得です。

続いて、練習打席で個別レッスン

まずは準備運動をして、それぞれ打席に入って行きます。

ヒッティはクラブを後ろに担ぎ、トップからダウンスイングへの踏み込みの時に「左肩を押さえる」という身体の動きのアドバイスをいただきました。

トップから手元を下に落とす感覚と、左手首の角度をキープしてインパクトを迎えることなど…。

先に習ったスイングの5つのボックスなどを理解してから具体的なレッスンを受けられるので、より効果を実感できました。

すぐに修正できなくても気にしません。長期的な上達と思えるので!

アプローチでのクラブ選択

続いて、実際の芝生の上でアプローチ講習と練習です。

「このライからでは、何番のクラブを使いますか?」と先生が尋ねます。

まずライを見て状況判断することが最初です。

そしてクラブ選択をし、ボールの後ろからカップを見て、アプローチの球の落下地点を定めます。

ロジカルに考える練習ですね。

こんな時、普段ラウンドで「グリーン周りはサンドウェッジ」と決めてしまっている人は危険です。

3月の千葉の芝は、まだフサフサしていません。

地面が硬くて芝が短く、バウンスの大きいサンドウェッジは不向き。

というかよほどの技術を持っているゴルファーでないと、ダフリやダフリトップをしてしまうのが目に見えています。

考えるクセをつけて、ミスを事前に防ぐんですね。

お昼休憩の後はショートコースでマネジメント実践

午後からはコースに出てマネジメントの実践をします。

大網グリーンゴルフさんは、パー3の全9ホールで、最長130ヤード、最短58ヤードという、ショートゲームの練習にピッタリなコースです。

尾林先生が特別ルールを発表します。

◆全ホール「パー4」扱い(で36ストローク以下を目指す!)
◆1オンしたら1ペナルティで外にドロップ(どこに置いたら2打目を打ちやすいか考える!)
◆グリーン外からはパター使用禁止(ライの状況判断力を養う!)
◆ダフリをしたら死刑(という気持ちで打つ!)

…1ホール目から死刑の方続出でしたが(苦笑)繰り返し「ダフリは死刑」と言うことによって、潜在意識に大きなミスの予防を刷り込ませていきます。

先生が生徒さんを代わる代わる見ながら、状況判断やスイングのアドバイスをしてくれました。

総括して終了

プログラムは無事に終了。

大網グリーンゴルフさんは、駅まで徒歩でいけることから、先生も生徒さんも東京駅集合・解散。

ロジカルゴルフの半日のセミナーは、とても濃い内容でした。

上級ゴルファーになるためには、思考法から替えなければいけないと痛感しました。

そして、この講座を1回受けただけで変身できるわけではないというのも、よくわかりました。

ヒッティの上達熱も高まりました! 本を再読して練習に励みたいと思います!

本当に上達したい! 上級ゴルファーになりたい! という熱意のある方は、尾林先生と共に「脱・停滞ゴルファー」を目指しましょう!