ゴルフスイング
飛太郎
「弾道の打ち分け方」意識を向ける、目線を向ける!
こんにちは! 飛太郎です。
いきなり「やり投げ」の写真ですが、今回も、そしてこれからもきっとずっと、僕がするのはゴルフのお話です(笑)。
「高い弾道と低い弾道の打ち分け、どうすりゃいいの?」と、たまに耳にします。
決まって多くの方は「ティーアップの高さ」だけを重視します。
もちろん、それも大事なことだとは思いますが、同じくらい大事なことがあるんです。
今回は、僕の友人との実際の会話を元に、お話ししていこうと思います♪
友人「か・・・身体が沈む、助けてくれ!」
ちょっと前に、市内にある温水プールに友人と泳ぎに行った時のこと。
僕はリハビリ・トレーニング、彼はビール腹の解消のため、それぞれがちょっと本気で泳ぎたいと目的を持って臨みました。
前にも記事でご紹介しましたが、僕にとっては水泳も、もはやすべてがゴルフのためなんです。
ヒントの宝庫ですからね。
それはさておき、何往復か泳いで壁際で友人を待っていると、ハァハァ言いながら追いついてくるや否や、僕に質問を投げかけてきました。
友「何かおかしいんだよ・・・年のせいかな?」
飛「どうした? 何がおかしいの? そして同い年だろ(笑)」
友「進まないんだよ、必死に手でかいても、足で蹴っても」
飛「進んでたよ? ビール腹のせいじゃないか?(笑)」
友「違う違う、思った方向へ進まないって意味だ。意思とは関係なく、どんどん身体が沈むんだよ!」
飛「あー、やっぱビール腹・・・」
友「関係ねーってそれは! どうすりゃいい?」
その時、僕は彼に水泳の基本ともいえる、ある一つのアドバイスをしました。
と同時にそれは、ああやっぱり水泳ってゴルフに活きるなぁ・・・とつくづく実感した瞬間でもありました。
目線を向ける、意識を向けること。
水泳で身体が沈むのは、泳法自体に問題がなければ、あとは目線の問題です。
例えば、水中深く潜(もぐ)りたいのに、水面ばかり向いていては決して上手く潜れません。
同じく、深い水中から水面を目指して浮上したいのであれば、上に意識を向けなければ溺れてしまいます。
ですから僕は、「行きたい方向へ、目線を向けろ」と、それだけを彼にアドバイスしました。
それを実践した友人は、驚くほどに身体が沈まなくなったと言って、子供のように喜んでくれました。
とっても素直で、イイ奴です(笑)。
これはなにも水泳にだけ該当するアクション・理屈ではないと僕はその時、確信しました。
冒頭に「やり投げ」の写真を掲載しましたが、いかがでしょうか?
この選手に限った話ではありませんが、対象物を目標方向へ投げる・飛ばす競技において、彼らは皆一様に目標方向へ、目線も・身体も・意識も向けている事が見て取れると思います。
そしてゴルフの「高弾道・低弾道」の打ち分けも、同じように意識を向ける必要性があると思います。
身体を「発射台」ととらえると、わかりやすくないですか?
ティーの高さを調整することは、「高低の打ち分け」においてはもちろん重要です。
しかし、もしも高い弾道を打ち出したくてティーアップを高めに設定しても、肝心の「発射台」の角度が一律では、思うように打ち分けることはできません。
ここで言う「発射台」とはすなわち身体のこと。ひいては「アドレス」のことを表しています。
高い弾道を打ち出すのであれば、アドレスの時点でややスタンスを広げ、右肩の角度を下げてあげる。
低い弾道を打ち出すのであれば、逆にスタンスを少し狭くすることで、右肩を通常よりも上げる。
そこで初めて、ティーの高さを始めとするボールの配置を変える必要性が出てくるハズです。
逆に、発射台であるアドレスが普段通りで、ティーアップだけを高くしてしまうと・・・つかまり過ぎてヒッカケるかも知れませんし、瞬間的に違和感を抱いて、手で合わせにいくかもしれません。
その逆もまたしかり、です。
どんな競技であっても、重要なのは「どこに行きたいか、どこに飛ばしたいか」だと僕は思います。
そのために、目線・身体・意識を向ける(しっかり顔を向けましょう、というわけではありませんよ!)。
もしかしたら、すごく当たり前のことなのかもしれませんね。「目標へ意識を向ける」ってことは。
人生も、そんな感じなんでしょうか(笑)。
そんな気がしてなりません。
それではまた! 飛太郎でした。