Gride

gettyimages/836543638
getty

ゴルフスイング

かずやん@ティーチングプロ

パッティングの苦手意識を克服する方法

こんにちは、かずやんです。

パターに苦手意識があったりしませんか?

距離感が合わない、違う方向に打ち出してしまうなど、様々な不満や悩みがあると思います。

パッティングはスコアに大きな影響を与えるので、苦手意識を克服できるとスコアアップも望めます。

今回はパッティングの苦手意識を取り除く方法をご紹介します。

パターを変えて気持ちの切り替えをする

getty

パッティングの苦手意識を克服するためには、まず道具であるパターの見直しを頭に入れておくと良いでしょう。

苦手意識があると、才能がない、練習しても上達しないなど自分のせいで上手くいかないと考えがちです。

意識を自分ではなく、いったんパターのせいにしてみましょう。

なんとなく心が落ち着きませんか?

調子の悪さはパターが原因だとしてしまえば、自分が悪者ではなくなります。

そうすることで心も体もリセットすることができ、新たな気持ちで取り組めるようになるでしょう。

新しいパターの選び方についてですが、3つポイントがあります。

1.必ず試打をすること
2.ヘッドの形状は直感で決めてOK
3.長さは自分に合ったものを選ぶ

1について。ネットや雑誌などの情報で評判が良いからといって、試打せずに購入することはやめましょう。

パターはフィーリングがとても大切です。

たくさんの種類があるのは、人それぞれフィーリングが違うということの表れでもあります。

パターを購入する時は試打するようにしましょう。

試打をすることで構えやすさ、ボールを打った感触や転がり方などたくさんのフィードバックがあります。

あなたに合ったものが必ず見つかるはずです。

2について。パターには様々な形状があります。直感で構いませんのでこれだ! と思うものを使うことをオススメします。

3について。長さが様々あるパターの中でしっくりくる長さのものを選びましょう。

身長や構え方によって長さも変わりますので、実際にパターを持って選びましょう。

プロでもパターを試合ごとに変えながらプレーしてたりしますので、いろいろ試して気分を変えるのもいいかもしれません。

パターでもフェースの芯で打つ

パターにもスイートスポットと呼ばれる芯があります。

ドライバーやアイアンは芯を外すと極端に飛距離が変化するのでわかりやすいですが、パターは距離の変化が分かりにくく、当たり前のことという考えもあり、雑誌などでもあまり重要視されていないように感じます。

カップインするのに1センチ届かなかったことで1打多くなってしまうことを考えると、私としてはパッティングの距離こそ正確にするべきだと考えています。

そのために常に芯で打てるように練習をしましょう。

芯で打つための練習は自宅で十分可能です。

まずは芯を探しましょう。

パターのフェース面で最もボールが跳ねる場所が芯です。

芯が探せたら、芯から左右1センチほど離れた場所にそれぞれ輪ゴムをかけてボール(写真)を打ってみましょう。

芯を外すと輪ゴムに当たってしまい、上手くボールを転がすことができなくなります。

常に芯で打つことを意識しながら練習をしてみましょう。

まずは短い距離から始めて、慣れてきたら徐々に距離を長くしていくと良いと思います。

距離感は歩測して養う

getty

距離感が合わない時はまず自分なりの感覚を養うことをしてみましょう。

コースのグリーン上で距離を測る時に、レーザー距離計を使うことはあまり見かけませんし、私もしたことがありません。

グリーン上で距離を測るには、歩測することをオススメします。

なぜ歩測が良いのかというと、思っている以上に正確だからです。

目からの情報だけでは景色や芝生の色などで錯覚を起こすことがあるので、いつも正確な情報を得られるわけではありません。

レーザー距離計も長い距離には対応できても、短い距離には対応されていないものが多いです。

なので一番アナログな方法である歩測が良いことになるのです。

まずは基準となる歩数を把握しましょう。

アドレスをした時、右足から左足までの振り幅でボールを打った時に何歩なのかを知りましょう。

その歩数が基準になります。

できれば自宅でできると良いですが、できない場合は練習グリーンで構いません。

コースによってグリーンの速さが違うので、練習グリーンで同じように右足から左足までの振り幅が何歩の距離を転がるのかを把握すれば、普段より速いのか遅いのかがわかりますし、振り幅の大きさで大体の歩数を把握することができます。

実際のコースで歩測すると距離の他に、芝生の状態、傾斜の具合、ゴミや落ち葉の発見など様々な情報も知ることができます。

できれば事前に自分の歩幅が何センチなのかを測っておくと、具体的に約何メートルという数値が出ますので目安にすることも可能です。

イメージトレーニングが入れる確率を上げる!?

getty

私が100を切る時にはイメージトレーニングをよくやっていました。

この時は1ラウンドでパット数が40を超えていたので、何とかパット数を減らしたいと思って何でも取り組んでいたので、今では良い思い出です。

パッティングに苦手意識もあって、2パットでカップインする自信すらなくなっている状態でした。

そんな時に知ったのがイメージトレーニングでした。

最初は半信半疑だったのですが、だんだん入る自信がついてきたというか、ボールの転がるイメージが明確になって苦手意識が薄れていったのを覚えています。

車の運転や、飛行機の操縦を覚えるためにシミュレーターを使って練習することが取り入れられています。

これによって、実物で行う前にイメージして、成功する確率を高めていることを考えると、パッティングにも効果は期待できると言えます。

私が実際にやっていた方法を説明します。

1.目を閉じてリラックスした状態を作ります。
2.頭の中でグリーンをイメージしてください。
3.まずは1メートルのストレートラインをパットしましょう。
4.次に2メートル、3メートル……と、5メートルのストレートラインまで行います。
5.今度はスライスラインを1メートルから始めて、5メートルまで行います。
6.同様にフックラインも行います。
7.最後は上り、下り、2段グリーンなど自由な場所から打ってみます。

このトレーニングで大切なのは、必ず1パットでカップインさせることです。

イメージの中では自由にボールを転がせるはずですので、まずは頭の中でカップインさせる自信をつけましょう。

距離はメートルでお伝えしましたが、歩数で行っても構いません。

慣れてきたら、カップのどの部分からどのようにカップインしたのかなど、イメージが具体的で鮮明になるほど効果的です。