Gride

gettyimages/690991546
getty

ゴルフスイング

とや

スランプ脱出!自分の"ゼロ"を見つけておけば不調の原因もすぐ特定できる

こんにちは、ライターのとやです!

「最近全然当たらなくなっちゃった」「前はミスショットが引っ掛け気味だったのに、今はボールがつかまりきらない」など、ゴルフの練習をしていると必ずこうした事態に遭遇します。

自分では何も変わっていない、変えていないつもりなのに、気づいたらミスの出る方向がバラけてきたりすることも。

知らず知らずのうちにアドレスやグリップ、体の使い方が変わってしまっている場合が多いようですが、泥沼のスランプ化してしまうこともあるんです。

こうしたスランプを脱出するには自分なりの“ゼロ”を見つけて記録しておくといいんです。

では“ゼロ”って何なんでしょう? 早速見ていきましょう。

“ゼロ”とは自分の基本となる基準のこと

getty

何か不調が起きたとき、その原因を探るのは当然のことです。その不調はゴルフスイングだって一緒のこと。

今まで出ていなかったミスが出てくるようになった、ということは「どこかが不調を起こしている」わけです。

それはグリップだったり、頭の位置、またはクラブそのものの角度が変わってしまっていたりすることもあります。

そんなときに、ミスが出ていないところで自分なりの基準となるもの(=“ゼロ基準”)を作っておくと、あれこれスイングをいじって泥沼のスランプになってしまうことを、ある程度防ぐことができます。

頭のチェックでは限界がある、ノートに書き留めておこう

getty

スイングのチェックポイントは誰しもが持っていることと思います。けれども多くの人が、自分の頭の中だったり、感覚だったりしませんか?

不調のときって、自分のスイングのズレが見えていない場合がほとんどです。

グリップはこれくらい、バックスイングの角度はこれくらい、と感覚で考えてしまうために、「不調の原因」を見つけ出すことが難しい場合もあるんですよね。

そのため、自分の基準をノートに書き留めておきましょう。

それも曖昧な書き方ではなく、いつ読み返してもまったく同じことができるように、が望ましいです。

例えばグリップの場合、左手の親指の位置はグリップのスクエアラインから1センチフックグリップ、右手は左手の親指を生命線の上に重ねる、といった具合です。

図解や写真も併用して常に同じ形、角度になるように作っていきましょう。

多すぎは禁物! 5項目くらいに留めておくと原因のあぶり出しが楽になる

getty

このゼロ基準ですが、多すぎると結局どこを直せば結果につながってくるのかわけが分からなくなってしまうこともあるんです。

以前のボクがそうでした・・・。

バックスイングの角度、その時の手首の角度、高さ、などいろいろなことを考えすぎてしまうと、スイングができなくなってしまって、余計バラバラになってしまうことが続いていました。

そのため現在では:

①ボールを置く位置
②捻転の角度
③バックスイングからのフェースの開き
④グリップ

と、ボクはこの4つで自分の“ゼロ基準”を作っています。

あくまで個人のチェック項目で、さらにイメージによる部分も大きいので、全員がこうするべきとは言えませんが、調子が悪くなっているときは捻転が浅くなってしまっていたり、グリップが必要以上にフックグリップになっていたりします。

日々練習をしていく上で、変わっていきやすい部分でありながらスイングに大きな影響を与える部分で、自分なりの基準を見つける、ということですね。

アウトプットすることでスランプからの復活も早い!

getty

ひたすらボールを打ち込んで、いい感覚を呼び戻すという練習をしている方もいるかと思います。

しかしながら、これだと膨大な練習量と時間が必要です。

時間の無駄、とは言いませんが、上達へ向けて遠回りをしている可能性もあるんですよね。

しかし基準を作って、不調となったとき原点に戻ることで「あ、ここズレてたんだ」と気付けるケースが多いんです。

こうなると、スランプに陥っても泥沼化することが減って、復活も早くなるんですよ。

現在「ボールを打っても打っても感触が悪い」「前までできていたことがまったくできなくなってしまった」、こんな方がいましたら一度ゴルフクラブをペンに持ち替えて、自分なりのゼロ基準を書き出してみてはいかがでしょうか。

紙に書き出したり、声に出して言う、という行為はアウトプットと呼ばれます。

このアウトプットの作業をすることで、意外な部分に気付いたり、不調の原因が究明できたりすることもありますよ。