ゴルフスイング
経理部ゴルフ ジン
ゴルフでパターの距離感を合わせるために 2.座学編
前回の記事では、パットにおいて距離感を合わせる「練習方法」について書きました。今回は距離感を合わせる「考え方」について書いていきたいと思います。
ゴルフは、ラウンドや練習に行く時間が多く取れなくても、工夫次第では70台、80台のスコアを出すことは問題なくできます。
今回はそんな工夫について書いていきたいと思います。
ではいってみましょう!
パットの距離感を合わせるために、なぜ「考え方」が必要になるのか?
パットの距離感を合わせる上において最優先すべきは、距離感について「自分の感覚をつかみ定着させる練習」になります。
これは前回の記事で書きました。ご参照ください。
では、なぜ今回の記事のように「考え方」つまり座学が必要になるのでしょうか? ご説明します。
これは、「練習と違う要素」が本番では入ってくるためです。
練習グリーンでパットの距離感がどんどん合うようになってきたとしても、本番のラウンドでは距離感が合わないことがあります。
アイアンなどのクラブからパターへ持ち替えて直後の一発勝負であること。グリーンが練習したグリーンと違うことやピンの位置が毎回異なる。
そして緊張や入れたいという願望からくるメンタル要素が絡みます。
距離感の感覚がある程度でき上がってきた前提で、このような本番特有の状況へ対応するために、あと一押し! 「考え方」が必要になるのです。
365日のうち、100日をゴルフ場で過ごすことができる方の中には「感覚」だけでさばける方もいますが、そのような方ばかりではないですからね。
自己分析を行って「しのぎどころのパット」に気が付く
練習で上手くいくのに、本番で距離が合わないことが多い。
この時に役に立つのが、自己分析です。自分のゴルフを知ることが練習に時間が取れない時やラウンド回数が少ない時にはとても有用です。
これにはまず、ラウンドが終わった後に、距離感が合わなかったパットを思い出す必要があります(1.5メートル以内に寄ったかどうかが基準)。
どんな時に距離感が合わなかったでしょうか。
上りでしたか、下りでしたか、それとも横に切れるラインでしょうか?(ラインの問題)
距離はどれくらいありましたか?(距離の問題)
どんな気持ちで打ちましたか?(メンタルの問題)
……これ、不思議と皆さんそれぞれ一定のクセがあるんです。
このようなパットが残った場合、自分の中で「お、これはしのぎどころのパットだな」と意識できていることが非常に大切です。
「しのぎどころのパット」は、18ホールラウンドするとだいたいどこかで訪れます。多い時には18ホール中6ホールくらい訪れることもあります。
繊細に、自分にとってそのような状況にあることに意識が行き「気が付く」ことができることが、取りこぼしをなくしていく近道です。
【例】
ライン →上りのライン
距離 →10メートル~15メートル前後
メンタル→オーバーしての下りのパットが嫌な時
「この状況で必要以上にショートするミスが多い」と認識しておく。
「回避プラン」を持っておき余裕を持つ
自分の距離が合いづらい、しのぎどころのパットが特定できたら、しめたものです。
あとは、どのように対応すると回避できるか「回避プラン」を考えておけばよいからです。
回避プランには様々な方法がありますが、ミスをする原因に合わせて大きく4つに分けてプランを考えると、楽しく対策できると思います。
準備 素振りの仕方、歩測する、グリーンの読み方
打ち方 クラブを持つ長さ、振り幅、アドレス、当て方
メンタル 緊張の緩和、ルーティン、セルフトーク
道具 パターの種類、ピン型・マレット型、軽い・重い、グリップが細い・太い
対策の方法は書き出すといくらでも書けますので、ここに書いたのはほんの一例です。
自分なりに、今やっていること、思いつくこと、調べてみたことを箇条書きにして試してみるのもよいでしょう。
そして最終的に自分が意識して使う回避プランは、やってみて一番しっくりきたもの、1~2個くらいのコツがあれば十分です。
【例】
準備 →歩測する
打ち方 →振り幅を思っているよりひと幅大きく
メンタル →オーバーしての3パットはOKと決める
道具 →ピン型の重めのクラブを使う
対策:歩測することや、使用している道具はいつも変わらないですから、しのぎどころの場面では、打ち方とメンタルの部分を意識して使うようにする。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
基本的に大事になるのは、前回の記事で書いたように、距離に関する「自分の感覚をつかむこと」が最優先となります。
その上で、本番においてこれだけで対応しきれない状況については「考え方」で対応し取りこぼしを減らします。
対応の仕方は、
・自分のラウンドを振り返ること
・次のラウンドで「あ、しのぎどころのパットだ」と気がつけること
・その時に「回避プラン」を用意しておき実際にやってみること
「しのぎどころのパット」がやって来た時には、「来たな!」と思い、練習した感覚と、考えた成果を十分発揮して楽しんで対応してください。
他の人の取りこぼしが出てくる中、しっかりと距離を合わせるあなたは何打も差をつけられると思います。
ではまた。