ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
60歳の誕生日までに100を切るのが目標のa子様(その5)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、a子様がタイでゴルフ合宿をしていても成果が上がらず膠着状態というお話です。
基本練習は、時間も掛かりますし単純でつまらないかも知れません。
しかし、我流の悪いクセを付けるフルスイングの練習よりも、基本練習を数多くしたほうが、最終的には良い花が咲きます。
目次
膠着状態
タイからメールが届きました。
やはり、私の恐れていた状態になっているというメール内容です。
スコアは110から120くらい。ゴルフ中心の生活で、週3回のゴルフだそうです(上達の姿は見えません)。
メールには焦りと、練習をしている割に上達しない不満が感じられます。
練習をしている割に上達しない方の多くが、的を射た練習をしていないことが多いです。
ただひたすらボールを打っても、悪いクセを固め、適度な疲労感が残るだけです。
基本練習
私が、「大切ですからこの練習をしてください」と言っても、やってくれていない方が多いです。
私が、「大切ですよ」という練習は、たいがい基本練習です。
基本練習ですから、地味で同じことの繰り返しです。
やらされるほうは、つまらないし飽きてしまいます。
しかし、ゴルフは基本の幹が太ければ太いほど大きな木に育ちます。
この基本の幹を太くする方法は、地味な練習をどれだけ繰り返したかにかかります。
つまらない練習も、ゲームを取り入れたりターゲットに当てるなど、つまらない練習を数多くできる方法を考え付くスポーツ頭が必要です。
ラウンドは、楽しいです。その楽しみで十分という方もいるでしょうが、上達したい、並の人より上手くなりたい、シングルプレイヤーになりたいと思ったら、基本練習を怠ってはいけません。
短いクラブで片手打ち
a子様には、タイへ出発前に片手で打つための短いクラブをビッグキャリーゴルフショップで購入していただきました。
その短くて軽いクラブで片手でボールを打つ練習の仕方をレクチャーさせていただいたのですが、「メールで片手練習はしていません」と返事をいただいた時は、「やはり」と察しが付きました。
何回かチャレンジしたのでしょうが、上手くいかないので止めてしまったのです。
ここで止めてしまうのではなく、なぜできないのかを私に聞いてくれれば良いのです。
私が「大切ですから」という意味と重さを経験の少ない方は理解できません。
基本ができていれば簡単にできることも、基本を知らなければ偶然にできることもあるでしょうが、再現性はありませんので一発勝負です。
毎回一発勝負では、いつかは大きなミスを招きます。
それではコースを攻略できず、プレーヤに勝ち目はありません。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。