Gride

gettyimages/1097214688
getty

ゴルフスイング

Nick Jagger

朝イチのティーショットは150ヤードくらい打つつもりでスイングしましょう

アマチュアゴルファーにとって、朝イチのティーショットほど緊張するものはないでしょう。

後続のギャラリーの視線も気になりますし、OBでも打とうものなら、その日のスコアにも大きく影響しますからね。

実はプロゴルファーとて同じように緊張しているそうです。

それでも大きなミスをしないのは、技術と経験があるからですが、それに加えて、多少ミスをしても大丈夫なように、保険をかけてスイングをしているのです。

通常の飛距離の8割飛べば十分という気持ちで臨む

getty

朝イチのプロのティーショットを見ていると、基本的にフルスイングを封印しています。

振ってもせいぜいフルショットととスリークォーターの間くらいで、スイングのスピード感もフルショットの6~7割程度に抑えています。

緊張感もありますし、まだ100パーセントで動けるほど体が温まっていませんから、通常の8割飛べば十分という気持ちで、軽快にさらっと打っているのです。

場数を踏んでいるプロでさえそうなのですから、アマチュアが朝からフルショットなどもってのほかなのです。

それを分かっていても振ってしまう傾向が強いので、普段200ヤード以上飛ばす人でしたら、150~160ヤードくらい打つつもりでスイングするといいでしょう。

グリップを短めに、ティーアップは低めにする

getty

朝イチでよくありがちなミスショットを想定したセットアップがあります。

まずはクラブを短めに持ってティーアップを少し低めにします。短く持てば、ボールに近づけますし、スイングもコンパクトになります。

また、ティーアップを低めにしておくと、クラブヘッドがボールの下に入るテンプラが出にくくなります。

朝イチで体がまだ硬いため、重心が高くなってハーフトップしやすくなりますが、テンプラよりはずっとマシなショットでしょう。

逆にハーフトップで低いボールを打ち、ランで飛距離を稼ぐくらいに考えたほうがいい結果につながるはずです。

スタートホールから3ホールはアイドリング状態

getty

さらに朝イチ特有の上体の力みが取れれば完璧です。

グリップをいつもより軽く握ったり、膝を柔らかくします。

軽くジャンプしたり、足踏みをするなどの方法で、下半身に意識を持っていくと、自然に上体の力みが抜けていきます。

ある男子プロは、スタートから3ホールくらいまではアイドリング状態でプレーすると言います。

序盤の3ホールで、その日のショットの傾向や飛距離、出やすいミス、さらに運、不運までもつかんでギアをシフトアップさせていくそうです。

スタートからフルでプレーして、大きなミスをしてしまうと、スコアはもちろん、精神的にも大きなダメージを受けてしまいます。

できるだけ静かなスタートを切るように心がけましょう。