ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
ドライバーは得意だけど芝の上のボールが上手く打てないお客様 (その3)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回のお話は、ドライバーが得意なc様のお話です。
しかし、芝の上にあるボールが上手く打てないので、ダウンブローに取り組んでもらっています。
芝の上にあるボールが上手く打てない
c様は、定年を機会に今までゴルフで90を切ったことがなかったので、「90を切る」を目標にしました。
しかし、ラウンドレッスンをして観察させていただくと、ドライバーは得意で飛ぶのですが、芝の上にあるボールが上手く打てません。
原因は、体重移動が多いことと、すべてのクラブをすくい打ちで打っていることでした。
ティーアップしたボールは上手く打てますが、芝の上にあるボールは苦手で、恐怖感さえ感じているのではないかと思います。
練習方法は、前回行った一段下にある短くカットしたティーを打つ練習です(上記リンク先参照)。
ダウンブロー
私「芝の上にあるボールはダウンブローで打たなくては、成功の確率が低くくなります」
c様「コツはありますか?」
私「c様はドライバーが得意ですが、体重移動を多く使うタイプです。芝の上にある状態のボールを打つためには、体重移動は極力少ないほうが良いです」
c様「体重移動をなくしたら、ボールが飛ばなくなってしまいますよ」
私「そうですね、少し飛距離は落ちますが、ダフって50ヤードしか飛ばないより、一番手上げてもグリーンに乗ったほうが良いですよ」
c様「そうですね、そう考えるべきですね」
私「ゴルフでは、ダフって50ヤードしか飛ばず、確実に1打余計に打つようなミスはしてはいけません」
c様「確かに、アイアンが下手では良いスコアは出せませんね」
c様は、アイアンが確実に打てるようになれば、90を切ることができるようになると思います。
80パーセントのスイング
それも、アイアンでフルショットをしていたのを80パーセントの力加減で打つようにするのですから、成功確率が格段に上がります。
体重移動を抑える方法を学ばなければいけませんが、これも、フルショットで体重移動を抑えるのは難しいですが、80パーセントのスイングなら体重移動を抑えることはそれほどハードルは高くありません。
実際には、左足体重のままコンパクトにボールをとらえることです。
慣れてくれば、この方法の方が強く叩けますので、1番手上げるほどにはならないと思います。
c様は、2週間後にラウンドの予定があるそうです。
当面ドライバーは今のままのスイングで良いので、芝の上にあるボールは、今練習をしている打ち方をしてくださいとお願いしました。
良い結果報告をいただければと思っています。
私の書いた本で「75%のゴルフで上手くなる」という本があります。
無理をせずに上手くなりましょうという本です。読んでみてください。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。