ゴルフスイング
uchidaruma
腕の長さが長い人に適したゴルフスイング戦略とは!?
身長がそれほど高くなく、力もあるように見えないのに、やたらと遠くまで飛ばす人、ゴルフ仲間にいませんか?
身長は自分と変わらないのに、スイングが豪快に見えて、ものすごい初速でボールが飛んで行くとびっくりしますよね。
そういう人は大抵、腕が長いって知っていますか?
腕が長いとスイングにどんな影響を与えるの?
物理の授業で遠心力というものを習ったのを覚えていますか?「F = mrω2 」覚えていない人と物理アレルギーの人のために簡単に説明します。
バケツに紐をくくりつけてぐるっと回したとします。紐の長さは30cmと60cmの2種類用意したとします。
どちらも1秒で1周させたとき、60cmの紐につけたバケツにかかる力は、30cmの紐につけたバケツにかかる力の2倍になります。
ゴルフのスイングも同じで、スイングスピードが同じであれば、シャフトと腕の長さを足したものが長ければ長いほどヘッドの力は大きくなり、その大きな力がボールに伝わると遠くに飛んで行くという仕組みです。
腕が長いとクラブが下から入りやすい
腕が長い人のスイングは、全体がしなり気味で、ボールを打つ瞬間はボールの下側から入るアッパーブローになりやすいという特徴があります。
腕が短い人にしてみれば、それが羨ましくて羨ましくてたまらないのですが、腕が長い人はアッパーブローに悩まされています。
もう少し平行にクラブを入れられないかと悩むことになりますが、アッパーブローになりやすいのもひとつの長所だと思えば、いかにそれを活かすのかを考えたほうが建設的です。
腕はもう短くなりませんので、アッパーブローを活かしたゴルフを目指しましょう。
腕が長い人はコントロールしたスイングを心がける
腕が長い人は遠くまでボールを飛ばしやすいという特徴がありますが、その分精度が低くなりがちです。
ゴルフの神様は両方は与えてくれず、飛ばせる代わりに安定感が下がってしまいます。だからといって飛ばせるという長所をムダにするのはもったいないですよね。
腕が長い人は黙っていてもボールが遠くまで飛んでいきます。ですので、飛距離はそれ以上に追わずに、コントロールされたショットを目指しましょう。
あえて腕をコンパクトにしても普通の人よりはボールが飛びますので、「かなり飛ぶけど不安定」から「そこそこ飛んで安定」を目指しましょう。
腕が長い人はアイアンでボールを低く打つスイングを勉強する
腕が長い人はアッパーブローになりやすく、それを活かしたゴルフをするべきだとお伝えしましたが、アイアンだけはそうもいきません。
風の強い日にアイアンで高く上げてしまうとボールが流されてしまいます。
攻め方の幅を広げるために、腕が長い人はアイアンで低く打つための練習だけは徹底して行いましょう。
ボールを高くあげる技術はもともと高いはずですので、低いボールと高いボールの両方でアプローチできるようになれば鬼に金棒です。
腕が長い人はその長さを活かしたダイナミックなゴルフをベースにしつつも、小技もできる繊細さも身に付けるようにしましょう。
コントロールされたスイング、低く打つスイングを覚えることができれば、ゴルフコースの攻め方がまったく変わってきますので、ゴルフがもっと楽しくなります。