ゴルフスイング
もーりー
ロフトのついたユーティリティーは払わずに打ち込んでいくべし!?
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
今回はユーティリティーについてのお話です。
皆さんはユーティリティーを打つ時、払い打ちますか?それとも打ち込んでいきますか?
男子トッププロたちも続々とウッド型ユーティリティーを手にしていますが……
2020年シーズンに入り、アメリカPGAツアーである異変が起きています。
ローリー・マキロイやダスティン・ジョンソンといった世界ランキングのトップクラスの選手たちが、クラブセッティングにウッド型ユーティリティーを加えているのです。
ドライバーの平均飛距離が軽く300ヤードオーバーというのが当たり前のアメリカPGAツアーでは、フェアウェイウッドの次の番手はロングアイアンかアイアン型ユーティリティーというのが定番でした。
それが今季新たに発売されたテーラーメイドの『SIM』シリーズのウッド型ユーティリティーが契約選手を中心に大好評。
多くの選手が5番ウッドやロングアイアンからウッド型ユーティリティーにスイッチしました。
世界的なトッププロたちも使うわけですから、我々アマチュアも積極的にユーティリティーを使わない手はないですよね。
そんなウッド型ユーティリティーですが、プロゴルファーは5番ウッドや2~3番アイアンの置き換えとして考えていますが、アマチュアの場合は7番ウッドや4~5番アイアンの置き換えとして考えることが多いと思います。
アマチュアにとっては、パワーがある人でも5番アイアンは上手く打ちこなすのが難しかったりしますからね。
しかし、それでもウッド型ユーティリティーではなく5番アイアンを使い続ける人が多いのも事実。
それはパワーがある人の場合、5番アイアン相当のユーティリティー(ロフト角23~26度くらい)だと引っかけ球が止まらないという問題があるからではないでしょうか。
払い打とうしてアッパー軌道になっていませんか?
実は、何を隠そう私もウッド型の5番ユーティリティー(ロフト角26度)をセッティングに入れています。
しかし、いっぽうで同じロフトの5番アイアンもセッティングから外せないでいます。
それはラウンド中に5番ユーティリティーの引っかけが止まらなく場合があるから。
だからといって5番アイアンも精度が高いと言えないし……。
というわけで練習場でも5番ユーティリティーと真摯に向き合っているわけなのですが、どれだけ意識しても、どうしても引っかけてしまいます。
もう1本の4番ユーティリティー(ロフト角23度)の場合はあまり引っかけることはないんですけどね。
やはりヘッドスピード45メートル/秒の私はユーティリティーではなく5番アイアンを使うべきなのか……。
そうあきらめかけた時に ハッ( ゚д゚)ハッ! とひらめいた!
『5番アイアンの代わりなのに払い打ってる!』
そうなんです。
ウッド型というクラブヘッドの形状からか、“ユーテリティー=払い打つ”というイメージが勝手にでき上がってしまっていたのです。
7番ウッドに近いロフトの立ったユーテリティー(私の場合4番)なら、払い打っても問題なくいけるのですが、よりアイアンに近いロフトの5番だと、払い打とうとすると左に曲がりやすくなります。
さらにこの5番でのショットはグリーンを直接狙うことが多く、グリーンでボールを止めたい気持ちから、アッパーな入射角に入りやすくなります。
この2つが重なることで引っかけ球が止まらなくなるわけですね。
さっそくいろいろ試行錯誤をしてみた結果、上から強く打ち込み過ぎても、アイアンよりも幅広なソールが弾かれてミスショットになります。
とうことで、アイアンよりは打ち込まずに、今までよりも目線を下にして、軽くダウンブローを意識する程度で打ってみると……。
あら不思議! 頑固な引っかけが嘘みたいに出なくなりましたとサ!
パワーヒッターはダウンブローを意識してみて!
冷静に考えれば、ユーテリティーはアイアンに比べてボールが上がるようにできているわけですから、無理にボールを上げようとしなくてもいいわけです。
しかし、ウッドに似たクラブ形状だからなのか、ついついボールを上げたくなるスイングになってしまうんですよね。
それが極端な払い打ちだっだりアッパー軌道になってまうわけです。
しかし、このユーティリティーを払い打つかダウンブロー気味に打つかというのは、パワーやクラブ形状(フェース面が出っ歯かそうでないか)、スイング傾向などで、人によって向き不向きがあるので、非常に選択が難しいところですね。
ただパワーヒッターがロフトのついたユーティリティーを使う場合は、払い打ちは厳禁、ややダウンブローに打つことで引っかけ球が抑えられると思います。
アイアンよりもやや控えめのダウンブローで、ボールの先のターフがわずかに削れるくらいを目安にするといいかもしれませんね。
ウッド型ユーティリティーの引っかけにお困りの方はぜひお試しください。
といったところで今回はこの辺で。
それでは、また!