ゴルフスイング
Kenjiiii
キャディが教える、夏ラフ攻略法! ( グリーン周り編 )
特別なことは何もしません。
大事なのはライの見極め、考え方、それとセットアップです。
目次
まずはこの写真を見てください
皆さんは、この状況を見て何を思いますか?
左のボールは、浮いてるし問題ないな。右のボールは、ちょっと沈んでいて難しそう。
そんな感じでしょうか。
どちらの考えも、ボールがどのくらいラフに沈んでいるかで判断しています。
そう、ほとんどの人は、ラフにあるボールに対して、どのくらい沈んでいるかだけが判断基準になってしまっています。
確かに、それはとても大事なことです。でも、それだけではありません。
どちらのボールも、沈んでもいるけど、浮いてもいるんです。
ケース 1 浮いているライ
グリーン周りのラフですが、芝が短めにカットしてあり、その上に乗っかっている感じです。
パッと見、ほとんど沈んでいない何も問題のないライ。そのまま何も考えずに打ってしまう人もいるでしょう。
でも、ここでちょっと考えてみてほしいのです。どのくらい浮いているのかと。
このくらい浮いています
指を差し込んでみると、地面からはざっと2センチ程度浮いていました。
つまり、2センチくらいの高さでティーアップをしているのと同じような状況です。
これに気が付かず、無造作にクラブヘッドを芝に置いてアドレスしてしまうと、重みでヘッドは沈み、知らず知らずのうちにダフる準備ができてしまっています。
その結果、ザックリかフェースの上に当たって大ショートってことになりかねません。
ではどうすれば良いのか?
ヘッドをボールの高さに合わせてセットアップしてみましょう。
クラブのリーディングエッジを、ボールの赤道より少し下、入れていきたいところに合わせてセットアップし、アドレスするのです。
ヘッドを浮かせて構えることができないという人は、地面から浮いている分(この場合は2センチの高さ)のティーアップをしているボールを打つ意識を持つと良いでしょう。
打ってみました!
緩やかな下り傾斜ですが、ボールは浮いているので問題ありません。
出球の強さと高さ、落ちてからの転がり具合をイメージしたら、あとはセットアップを気を付けるだけ。
入れにいきましたがちょっと引っ掛かっちゃいました(^_^;)
お先! でパーです( ´ ▽ ` )ノ
ケース 2 ちょっと沈んでいるライ
グリーン横、芝が長めで軽く逆目のライです(ピンは左方向です)。
真上からの写真なのでわかりにくいかもしれませんが、ボール3分の2個分くらい沈んでいます。
ですが……これも浮いています。
こんなに浮いています
ボールは3分の2くらい沈んでいるのに、地面からは3センチ以上浮いているのです。
これに気付かず、グリップは強めに握って、上から鋭角にヘッドを……なんてことをしていると、まずザックリです(笑)。
長めの芝や逆目の場合は特に注意。ちょっとでもボールの下にリーディングエッジが入っちゃうと容赦ありません。
打ってみました!
このくらい沈んでいると、どうしてもクラブとボールの間に芝が入るので、いつもより多くランが出ます。
それと、ラフに負けないように振っていくので、当然出球も強めになります。
この2点を頭に入れて、通常より手前に落とし所を設定します。
打ち方は、この程度のラフなら普通に打っちゃいます。
気を付けるのはセットアップだけ。
結果は50センチに寄り、お先パーでした( ´ ▽ ` )ノ
大事なことは……
プロの試合に出てくるような、もしゃもしゃなラフじゃない限り、正しくボールをヒットできれば、意外と楽にクラブは抜けてくれるものです。
これは、アプローチだけでなく通常のショットにも同じことが言えます。
大事なのは、ライの見極め、考え方、セットアップです。ぜひ試してみてください。
それではまたー( ´ ▽ ` )ノ
正しくヒットするための練習方法はこちら↓