ゴルフスイング
おっ3
『手打ち』のできない冬こそ、『手打ち』卒業のチャンスです!
こんな写真のような雪の中でプレイすることはないとは思います(笑)。
それにしても、このモデルさんの『手打ち』は名人芸の領域!?
かじかむ手、すくむ肩、きしむ関節・・・。冬のゴルフは、ラウンドも練習もそんな感覚の中でのプレイが多いですよね。
夏場のように、手や指の繊細な感覚は生かしにくい季節です。
ということは、冬こそ『手打ち』を卒業するチャンスなのかもしれませんよ。
冷たくて思うように動かない手!
手が冷たくなると指先の感覚が鈍くなり、暖かい時と同じようには感じなくなりますよね?
この状態は、人間の五感の中でいう『触覚』が鈍くなっていると言えると思います。
スウェーデンの科学者によると、「人間の指は最小13ナノメートルの凹凸パターンを区別」できるそうです。
1ナノメートルは1ミクロンの1000分の1、1ミクロンは1ミリの1000分の1にあたります。
驚くことに、人間は大きな分子や単細胞生物ですら感じ取ることができるのです。
こんな繊細な手の感覚をスイングの主役にしたらどうなるでしょう?
繊細さを生かして、細かい微調整を繰り返してしまうことでしょう。
毎回違うスイングをして、迷宮に入り込むこと請け合いです。
冬は、この『触覚』が弱くなります。繊細さが影を潜める訳です。
軍手とタオル!
鈍感になった『触覚』をさらに封印してスイングしてみましょう。
そのためには、軍手とタオルが有効です。両手に軍手をはめて、グリップにはタオルを巻いてください。
この状態で、背中の回転だけでスイングしてみましょう。
恐らく、経験したことがない程の違和感があると思います。
背中を回転させるためには、股関節をジョイントにした大臀筋の動きが必要になります。
大臀筋の動きに連動して、太腿の筋肉も回転を支えるように張りが生まれます。
手の『触覚』を封印したことで、その他の部位に意識を集中させることができると思います。
副産物?
人間の体温は、『代謝』によって発生します。
『基礎代謝』は全体の約7割を占め、『基礎代謝』のうち約1/4は筋肉によって発生しています。
さらに『生活活動代謝』は全体の約2割で、これは運動によって発生します。
『触覚』を封印して、大きな筋肉を使ってスイングすることで『生活活動代謝』も促されます。そうです、温まって来ます。
鈍くなっている『触覚』に頼った手打ちで、中身も寒いゴルフに終始するのはもう終わりにしましょう。
この時期の特性を生かして、『手打ち』を卒業してしまいましょう!