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gettyimages/vizion-photography

ゴルフスイング

Fagio

シャンク防止にはフックグリップが効く!

シャンクの原因についてはさまざまな見解がありますが、ここでは具体的な原因と対策、矯正方法についてお話をさせていただきます。

シャンクについて悩んでいるプレーヤーは、ぜひこの記事を参考にして克服してくださいね!

シャンクの原因と仕組みについて

多くのプレーヤーがシャンクに悩んでいますが、シャンクの原因や仕組みについて理解しておく必要があります。

そもそもシャンクとは、クラブのネックの丸みのある部分(ソケット)にボールが当たることを指します。

クラブのフェース面で打ちたいところですが、打ち方によってはネック部分に当たってしまいます。

大きな原因としましては、フェースが開いた状態になっているので、矯正するためにはそこに着目してみましょう。

一度シャンクのクセがついてしまうと克服するのにそれなりの時間を要しますが、しっかりと直しておきましょう。

フェースの向きとインサイドアウトの軌道を修正

シャンクを矯正するためには、フェースの向きを直しましょう。

特にインサイドから下ろしてくる人はフェースが開きやすく、すると、ネック部分が一番前に来るため、必然的にネックに当たりやすくなります。

フェースが開き過ぎるとシャンクしやすいので、できるだけ開かないように意識しましょう。

それから、スイング軌道の修正を試みましょう。

これまでインサイドアウトの人はアウトサイドインの軌道でスイングしてみると効果を実感できるかもしれません。

よく“シャンクが出ると一人前”などと言われるのは、初心者に多いアウトサイドインを克服したものの、インサイドアウトになり過ぎたために発生するミスだからなのです。

それでもなかなか克服できないという場合は、グリップを再確認します。

ポイントはフックグリップに修正することです。

フックグリップに矯正すると、フェースを開きにくくなるので、シャンクはある程度抑えることはできるでしょう。

ところが、アウトサイドインが原因のシャンクも……

インサイドアウトでフェースが開いて入ってくるからシャンクが出るということはわかりました。

ところが厄介なことに、アウトサイドインが原因でもシャンクが出るのです。

なぜなら、アウトサイドインのスイング軌道の場合、スイングをすると手前側についているネックからボールに近づいてくるからです。

そして、実はこれもやはり、フックグリップにすることである程度解消することができます。

フックグリップにすると、ウィークグリップより右肩の位置が後ろになるため、クラブをインサイドから下ろして来やすくなるからです。

スイングをチェックする方法

シャンクを克服するためには正しいスイングができているか、しっかりとチェックしておきましょう。

スイングを矯正する方法ですが、トップでフェース面が、スクエアになっているかどうか確認してください。

目安としては、トップでフェースが45度前後に傾いている状態がスクエアです。

フェースが真上を向いているのがクローズ、正面を向いているのがオープンになります。

写真の松山英樹選手が、ちょうどスクエアぐらいですね(写真はhttp://www.golfwrx.com/より)。

もし、フェース面がスクエアになっていない場合は、フェース面に問題があると認識してください。

フェース面に続いてインパクト前のクラブの動きについてですが、インパクトの30センチ程手前で、飛球線に対してどのような角度で戻っているのか確認してみましょう。

もし飛球線に対してヘッドの大きさ1個分以上離れたインサイドからインパクトに戻ってきている場合は、軌道に問題があるので、しっかりと克服しておきましょう。

シャンクの矯正はグリップが肝

インサイドアウトスイングをする方の多くがシャンクしてしまいますが、なぜインサイドアウトで振るようになってしまったのでしょうか。

おそらくその原因のひとつがグリップです。

ウィークグリップで握る人ほどフェースのネック寄りで打つ傾向があるので、シャンクを矯正するにはグリップから直していきましょう。

フックグリップが強くなってくると、インサイドインの軌道になり、フェースのトウの部分にボールがヒットするようになります。


シャンクは、ゴルフのミスショットの中でも、もっともメンタルにダメージが来るショットのひとつです。

グリップやスイング軌道を見直して、シャンクを克服しましょう!