プロゴルファー
宮下芳雄@プロゴルファー
2018年日本女子オープン優勝、ユ・ソヨン選手のスイングを解説!
こんにちはJGMセベバレステロスGCの宮下芳雄です。
今回は畑岡奈紗ちゃんの日本女子オープン3連覇を阻止し、優勝した ユ・ソヨン選手のスイング解説をします。
まずは彼女のプロフィールをご覧ください。
(記録は2018年9月30日現在)
現在ワールドランキング4位
ユ・ソヨン選手は、母国である韓国でアマチュア時代からナショナルチームの一員として活躍をしました。
そして17歳の若さでプロ転向!
2010年を過ぎた頃からUSLPGAツアーを上位で戦う選手へと成長をしたのです。
2011年には全米女子オープンで米国ツアー初勝利、そしてメジャー初優勝を同時に成し遂げました。
さらに その後、ユ・ソヨン選手はカナダ、中国のナショナルオープンでも優勝をしています。
現在はワールドランキング4位、韓国を代表する世界ランカーのプロゴルファーなのです。
ではユ・ソヨン選手のスイングの解説です。
飛ばしのテクニックが大盛りです!!
ユ・ソヨン選手はスイングの始動をアーリーコック(コッキングからバックスイングを始める動作)しながら行っています。
これによりコッキングが深く入ったトップポジションを作ることができます。
さらにクラブがトップポジションの位置に収まる前に、下半身からダウンスイングをスタートさせています。
この動作により上半身と下半身の捻転差を強く生み出し、男子プロ並みのラグ(手首のタメ)を作ることができるのです!
そしてアニカ・ソレンサムのように少しルックアップしながらコンタクトを迎えていることにも注目です。
これは肩の回転をスムーズに行える効果があり、振り抜けの良いスイングをすることができます
逆に下半身(骨盤)はバッバ・ワトソンのようにツイスト打法(腰を止める、逆回転させる)でスイングをしています。
この動作は抜群にボールを飛ばせるテクニックとしてすでに有名ですね!
腰を止めることによりクラブヘッドが走るようになりヘッドスピードを上げる効果が期待できます。
エンジョイゴルファーさんも ユ・ソヨン選手を真似できる!?
最後にエンジョイゴルファーさんでもユ・ソヨン選手を真似できるポイントを紹介!
それはアーリーコックをしながらバックスイングすることです。
飛距離が伸びることはもちろん、キャスティング(手首がはやく解けてしまうスイングエラー)を予防することができます。
結果としてダフリやトップのミスを抑制することができます。
この動作を身に付けるために参考にして頂きたいのがミシェル・ウィーのプレショットルーティーンです。
ミシェル・ウィーはスイングをする前にアーリーコックのリハーサルを行っています。
これにより意識をしなくても自然にアーリーコックができるバックスイングができるようになるはずです。
皆さんもぜひ試してみてくださいね!
ではまた次回Gridgeでお会いしましょう。