プロゴルファー
もーりー
2017-18米ツアー全日程が終了!年間王者に輝いたのはJ・ローズ!!
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
タイガー・ウッズ選手の劇的な復活優勝で幕を閉じたアメリカPGAツアー。
タイガーフィーバーに沸く中、年間王者の称号を手にしたのはジャスティン・ローズ選手でした。
30歳を過ぎて才能が開花した苦労人
ジャスティン・ローズ選手は南アフリカ生まれのイギリス人で、今年38歳のベテラン選手。
190センチの長身から繰り出す安定したショットが持ち味です。
今シーズンもアメリカ、ヨーロッパツアーで合わせて3勝を挙げるなど大活躍。
アメリカPGAツアーのプレーオフシリーズ(全4戦)でも、初戦こそ予選落ちとなったものの、その後は2位、2位、4位タイと安定した成績で、ついに年間王者に昇り詰めました。
世界ランキングもダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ両選手を抜き去り、堂々の1位です。
ローズ選手は17歳でプロ転向を果たすも、初優勝(欧州ツアー)まで4年もかかるなど、若手時代は苦労の連続だったようです。
そんなローズ選手の才能が開花したのは30歳を過ぎてから。
アメリカPGAツアーでも徐々に活躍し、全米オープンを制してメジャーチャンプの仲間入りを果たします。
そしてリオデジャネイロ五輪では金メダルに輝きました。
そして今回のアメリカPGAツアーの年間王者獲得です!
“1000万ドル”のパット
そんなローズ選手ですが、年間王者を決めたのはプレーオフ最終戦、ツアー選手権の最終ホール。
3日目まで2位タイと、年間王者はほぼ確実だったローズ選手でしたが、さすがに緊張したのでしょうか、最終日はティーショットが安定せずに、17番ホールまでに4つスコアを落とすというまさかの展開になってしまいました。
そして最終18番ロングホール(パー5)。
このホールでバーディーを取らなければ、逆転で年間王者もタイガー・ウッズ選手に明け渡してしまうという絶体絶命の大ピンチに陥りました。
しかしさすがは世界ランキング1位。
これまで曲げ続けていたティーショットをしっかりフェアウェイに運ぶと、セカンドショットをグリーンに乗せてからの2パットで、しっかりバーディーフィニッシュを決めたのです。
さすがの一言に尽きますが、それにしても最後のパットはいわゆる“OKパット”くらいの距離(数十センチ)でしたが、ローズ選手にとって人生で一番しびれるパットになったのではないでしょうか。
実は年間王者へのボーナスはなんと1000万ドル(約11億円)!!
もし最後のパットを外していたら、11億円がフイになっていたのですから。
来シーズンもタイガーの好敵手になりそうです!
見事、年間王者の称号を手にしたローズ選手。
若手の台頭が著しいゴルフ界の中ではベテランの域に達していますが、今シーズン見事に復活したウッズ選手よりは5歳も年下なんですよね。
そう考えると、来シーズン以降もローズ選手はまだまだ活躍しそうですね。
タイガー・ウッズ選手らとともに若手の大きな壁として君臨していくのか、ローズ選手の今後に大注目です。
ということで今回はこのへんで。
それでは、また!