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もーりー

“強さ”は戻ってきたが“完全復活”はまだ!?【全米プロゴルフ選手権~タイガー・ウッズ編~】

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

ベルーフCC(7316ヤード、パー70)で開催された今シーズンのメジャー最終戦『全米プロゴルフ選手権』。

いやー、“タイガーチャージ”が炸裂した最終日は多いに盛り上がりましたね!

優勝したブルックス・ケプカには申し訳ないですが、会場のファンもテレビの前のファンもタイガーのプレーに酔いしれたのではないでしょうか。

最終日のチャージで単独2位に食い込んだタイガーに、「これでタイガーは完全復活だ!」と見る向きも多いことでしょう。

しかし敢えて言わせてもらうなら、強いタイガー、観客を魅了するタイガーは帰ってきましたが、まだまだ完全復活とは言い難いのではないかと思うんです。

だってタイガーにとっては優勝しなければ、2位も50位も予選落ちも同じことだと思うから!!

最終日に『64』の猛チャージ!

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首位と4打差で迎えた最終日。

タイガー・ウッズの猛追、いわゆる“タイガーチャージ”が炸裂します。

序盤からアイアンショットかキレッキレで、バーディーを量産。

ティーショットを大きく曲げた場面でも、ベアグラウンドからの残り164ヤードを、9番アイアンの完璧なリカバリーショットでグリーンをとらえ、カップから4メートルにつけるというミラクルバーディーもありました(このあたりは全盛期を彷彿とさせるタイガーらしいプレーでしたね)。

ピンチをチャンスに変える『魅せるゴルフ』に、観客も大興奮したことでしょう。

終わってみれば8バーディー、2ボギーの『64』(-6)で、首位と2打差の単独2位でのフィニッシュとなりました。

エンジンのかかりがまだまだ遅い!

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このタイガーの最終日のプレーは確かに圧巻でしたし、最高のプレーだったと思います。

しかし、これでタイガーが完全復活を果たしたかというと、私は「まだまだだ」という印象です。

タイガーはただのスーパースターではありません。

“優勝”しなければ完全復活とは言ってはならないのではないか、というのがひとつ(これはタイガー本人が誰よりも思っているはずです!)。

もうひとつはエンジンのかかりの遅さです(“タイガーチャージ”が3日目や4日目になって出ている状況)。

タイガー本来の勝ち方というのは、早々にビッグスコアを出して3日目までには首位に立ってそのトーナメントを掌握、最終日は下から猛チャージしてくる相手を完璧に跳ね返す、というのが定番です。

2日目に-7でチャージして3日目には首位に立ち、最終日も-4でタイガーらの猛追をものともしなかった、今回のケプカの勝ち方がまさにそれです!

見事なゴルフを披露した最終日のタイガーでしたが、要所でパーパットを外したり、ティーショットを大きく曲げる場面がありました。

おそらくそういった微妙な感覚のズレが、初日や2日目にスコアが伸ばせていない理由なのではないかと、私はにらんでいます。

残り4試合での優勝、そして完全復活はあるのか?

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そんなタイガーは次戦(プレーオフ前最終戦)を欠場して、アメリカPGAツアー年間王者を決めるフェデックスカップのプレーオフシリーズ(上位に残れば最大4試合)に照準を合わせてくるはずです。

果たしてここでタイガーがいつもの先行逃げ切りの優勝で完全復活をするのか。

稀代のスーパースターの動向から、まだまだ目が離せませんね!

それでは、また!