プロゴルファー
もーりー
B・ケプカが全米オープンに引き続き全米プロも制覇!
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
ベルーフCC(7316ヤード、パー70)で開催された今シーズンのメジャー最終戦『全米プロゴルフ選手権』。
3日目にトップに立ったブルックス・ケプカ選手が最終日もスコアを伸ばして優勝。
全米オープンに続いての同一シーズンメジャー2冠を達成しました!
『Wタイガー』の猛追を振り切っての優勝!
プロゴルファー世界一を決めるメジャートーナメントである『全米プロゴルフ選手権』。
正直マスターズ、全米オープン、全英オープンの3大会に比べると少々地味な扱いを受けやすいトーナメントなんですが、今年はメジャー大会の中でも一番盛り上がったかもしれません。
なんといっても最終日にタイガー・ウッズが『64』(-6)のビッグスコアでの猛追でギャラリーを熱狂の渦に!
さらに5年前のマスターズチャンピオンであるアダム・スコット(豪)が久々に優勝争いを見せての2位。
そんなタイガーと、かつて“ホワイトタイガー”と呼ばれたスコットの『Wタイガー』との熾烈な争いを制したのは、今年の全米オープン覇者のブルックス・ケプカでした!
これで同一シーズンでの全米オープン&全米プロのメジャー2冠を達成。
これはタイガー・ウッズ以来の、そしてケプカで史上5人目という快挙です。
メンタルの強さと“パーパット”の巧さ
見事に栄冠を手にしたケプカはまだ28歳。
タイガーとスコットというレジェンド2人と対峙していたら、並みの選手なら自滅してズルズルと優勝争いから脱落していきそうです。
それになんといってもギャラリーのほとんどがタイガーの復活優勝を期待する展開で、アメリカ人であるケプカにとっても完全アウェーという特殊な状況でした。
そんな中でも終始落ち着いたプレーを見せるメンタルの強さには本当に恐れ入りました。
メンタルの強さと同時にケプカがメジャー大会で強さを見せる理由がパットの巧さだと思います。
とくにピンチにおける3~5メートルくらいの“パーパット”を要所で決めてくるんですよね。
最終日も同じような距離のパーパットを、ケプカは決めてパー、タイガーはカップに蹴られてボギーと明暗が別れました(タラレバですが、これが逆ならプレーオフですからね)。
ケプカも緊張からかティーショットを曲げる場面もけっこうあったんですが、パットの巧さがあるので、スコアを崩しにくいんですよね。
そして逆にフェアウェイキープしたホールではしっかりバーディーを取っていける安定感。
この最終日にトップに立って逃げ切るパターンは、全盛期のタイガーを彷彿させる勝ち方でした。
世界ランキング1位も視野に!
全米プロ開催前の時点で世界ランキング4位、アメリカツアー賞金ランキング8位だったケプカ。
今回の優勝で世界ランキングは2位、フェデックスランキング、賞金ランキングは3位に上昇しました。
今後のプレーオフシリーズ(年間王者を決めるフェデックスカップ)次第では世界ランク1位も見えてきますね。
これでアメリカツアー通算4勝中メジャー3勝。
大舞台に強さを見せるブルックス・ケプカの今後の活躍に期待しましょう!
それでは、また!