プロゴルファー
Gridge編集部
ヒッティの The U.S. Open 2018 レポート② タイガーの滞在先は…
ごきげんよう。全米オープンの現場に来ているヒッティです。
本場に来て雰囲気を感じると、やはりテレビとは違い浮き足立ってしまいます。
大会前日の水曜日はあいにくの雨模様でしたが、タイガー・ウッズが練習している風景を見ることができました。
地元も大注目のタイガー・ウッズ。過去数年にいろいろあった彼ですが、やはりレジェンド。
その姿を一目見ようと彼のいるところには人だかりができてしまいます。
そんな彼は全米オープン開催中、すごいところに滞在するそうです。
立地と季節とタイガーフィーバー? で大渋滞が発生
大会の開かれるニューヨーク州のロングアイランドは、「ニューヨーク」と聞いて思い浮かべるマンハッタンから東の海に飛び出した半島。
マンハッタンのタイムズスクエア付近からコースまでは車で約2時間ほどかかります。
しかしこれは、渋滞がない状態での話。今年は大渋滞が問題になっています。
アメリカの学校は6月に終業して夏休みに入ったばかり。
現地の人の話によれば、別荘地であるロングアイランドには多くの家族連れが訪れるそうです。
タイミングが悪かったのか、付近の宿泊施設は跳ね上がり、一泊で3~4万円という感じ。
火曜日に会場に着くのに2時間半から3時間かかったという選手もいるそうです。
そうなったらスタート時間に遅れてしまうのではないかと、主催のUSGAへの非難の声が上がっています。
なんと自家用ヨットに宿泊
そんな中、我らのタイガー・ウッズは記者からの質問に「Staying on the dinghy helps」(小型ヨットに滞在できることはとても助かっているよ:ヒッティ意訳)と語りました。
小型ヨット(dinghy)と表現されたそれは、会場近くのピア(桟橋)に停泊させているそうです。しかし、どう考えても小型じゃない。
2004年に購入したという豪華客船は2000万ドル(およそ22億円)、5つの特別客室、4つの乗組員室、もちろんジム、ジャグジー、スクーターも完備。
これは小型ヨットと呼ぶには高級すぎる船舶のような気がするのですが……。
その名も「Privacy(プライバシー号)」。
人気者の彼には多くのギャラリーがつきまとうのは事実。コース外は徹底したプライバシーが必要なんでしょうか。
それにしてもこのネーミングには笑っちゃいました(※写真はパームビーチに停泊中のプライバシー号)。
雨の中練習するタイガーウッズ
タイガーのパッティングの様子を収めました(動画)。
大人気で撮影も大変でした。
前日の雨の中、最終調整をする選手たち
(写真左の方に小平智、右に秋吉翔太がいます)
タイガーは練習ラウンドを昨日までに終わらせているためか、前日の水曜日は午後からショット練習を40分程、チッピング、パッティングを30分程度という調整を行っていました。
ターゲットをランダムに選び、リラックスして数球ずつ打っている様子が印象的でした。
ちなみにメディアセンターはこんな感じ
これだけの報道陣がいたらそりゃ早朝の大渋滞も起こりますよね。さすがに男子メジャー大会は関係者もギャラリーも多いです。
明日から本番、ヒッティは渋滞を避けて朝4時半のシャトルバスで向かう予定です。
皆さんにこの熱が届くように、楽しんでレポートしてきます!