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もーりー

静かなる、そして着実な復活~タイガー・ウッズ~

ハワイシリーズを終え、いよいよメインランドでの戦いが始まったアメリカPGAツアー。

カリフォルニアで開催された「ファーマーズ・インシュランス・オープン」で、ついにあの男がツアーに帰ってきました。

そう、我らがタイガー・ウッズです。

ウッドは飛距離もスイングも問題なし。

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タイガーがツアー復帰に選んだのは「ファーマーズ・インシュランス・オープン」。

過去に7回も優勝を飾っている相性のいい大会で、開催コースのトリーパインズGCはタイガーにとっては庭のようなものです。

気になる結果のほうはというと、23位タイでした。

全盛期のタイガーからするとどうしても物足りない気がしますが、5勝した2013年から4年間も優勝から遠ざかっていますし、この4年間はほとんで試合にも出場していないわけで…。

それを考えると上々の復帰初戦だと思います。

気になる内容ですが、まずウッド関係はまずまずだったと思います。

身体に負担がかからないスイングにしたから飛ばないとか、現代のパワーゲームにはついていけないんじゃないか、なんてさんざん言われていましたが、ふたを開ければ300ヤード越えを連発していました。

フェアウェイウッドも威力十分。

ラフからでも290ヤード先のグリーンそばまでキャリーさせていましたから。

その証拠にパー5ではけっこうな割合でバーディーを奪取していました。

去年から契約しているテーラーメイドのクラブとの相性も良さそうです。

タイガー大復活のカギはアイアンショット

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いっぽうでアイアンショットに関しては全体的に苦労しているようでしたね。

タイガーらしいベタピンショットも時折ありましたが、グリーンを外すこともしばしば。

良いショットと悪いショットがはっきりしていて、思った通りには打てていない感じでしたね。

これはアイアンセットを使い慣れたナイキに戻していたことからもうかがい知れます(年末はテーラーメイドのプロトタイプを使っていた)。

試合勘がかなり鈍っているはずですから仕方ないところですけどね。

タイガーといえばパットと並んでアイアンが生命線ですから、アイアンショットがキレッキレになればまだまだツアーで十分戦えるはずです。

くれぐれも無理しないようにしてほしい!

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キレッキレといえば、ボディーは完璧に仕上がっていましたね。

今年43歳とは思えないほどにビルドアップされていました(自分と1歳違いとは思えない…)。

ただ身体のキレが良いからか、ラフから強引に目一杯振るような場面もありました。

復帰できた喜びやら、持ち前の世界一の闘争本能でアドレナリンが上がってしまうのでしょうが、本当にケガの再発だけはしないように無理だけはしてほしくないですね。

あと噂されていたアプローチイップスですが、見た限りではプレッシャーもなく淡々とこなしていたように思います。

タイガーからしたら精度はまだまだでしょうけどね。

いずれにしろこれから試合勘を取り戻していけば、タイガーらしいアイアンショットとショートゲームが見られる日も近いんじゃないでしょうか。

本人も公言しているとおり、これからはマスターズに照準を合わせてコンディションや出場試合を調整してくることでしょう。

静かな復帰初戦だったかもしれませんが、ツアー80勝目やマスターズでの活躍に向けて着実なステップとなった試合だったと思います。

もう一度世界の頂(いただき)に上り詰めたら本当にスゴいですよね。

同世代としてはもうひと花咲かせてくれることを心から期待しています。

頑張れ! タイガー!!