プロゴルファー
もーりー
パトリック・カントレーが逆転でツアー3勝目を飾る【ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
日米ツアー共催の男子トーナメント『ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド』(10月22~25日)がアメリカのシャーウッドCC(カリフォルニア州 7006ヤード パー72)で開催されました。
昨年に続き2回目の開催となった今大会は、新型コロナウイルスの影響で残念ながらアメリカでの開催となってしまいました。
来年はまた日本で開催してほしいものですね。
昨年はタイガー・ウッズ選手が優勝したこの大会を制したのは、松山英樹や石川遼と同学年のアメリカ人選手でした。
目次
フェアウェイキープ率は75%! 正確なショットでバーディー合戦を見事制す!
日米ツアー共催で、昨年は史上初の米PGAツアー日本開催となった『ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド』。
2回目となる今年の大会は、新型コロナウイルスの影響で残念ながらアメリカでの開催となりましたが、タイガー・ウッズ選手や松山英樹選手をはじめアメリカPGAツアーのトッププロたちが顔を揃え、日本ツアーからも石川遼、今平周吾、星野陸也といったトッププロたちが参戦。
日米のトッププロが顔を揃える豪華なフィールドとなりました。
そんな優勝賞金144万ドルという日本では考えられない高額賞金の懸かった大一番を制したのが、パトリック・カントレー選手。
1992年の早生まれということで、ちょうど松山英樹、石川遼選手らと同学年になりますね。
今大会はパー5が5ホールで設定されたこともあり、し烈なバーディー合戦となりましたが、最終日に7アンダーの猛チャージで通算23アンダー。
3日目まで首位を争っていたジョン・ラーム(世界ランク2位)やジャスティン・トーマス(世界ランク3位)といった優勝候補本命たちを一気に抜き去り、見事な逆転優勝を飾りました。
これで昨年6月のメモリアル・トーナメント以来となるツアー3勝目。
群雄割拠のアメリカツアーで2年連続で勝つことができるというのは、確かな技術や安定感がある証拠ですね。
その証拠に今大会ではフェアウェイキープ率75%という驚異の数字を維持しつつも平均飛距離は290.1ヤードという、飛んで曲がらないゴルフを披露していました。
年齢も同じということで、今後メジャー大会初制覇を狙っていく松山選手の強力なライバルになることは間違いなさそうです。
体型は日本人選手並み、クラブセッティングもオーソドックス
そんなカントレー選手ですが、身長178センチ、体重も73キロ前後と決して体型的に恵まれているわけではありません。
むしろ日本人選手たちに近いくらいですよね。
それでもアメリカツアーのど真ん中で戦っていけるわけですから、本当にすごいの一言です。
ちなみにクラブはタイトリストと総合契約を結んでおり、ドライバーの下には3番ウッドと21度のハイブリッド(ユーティリティー)、アイアンは4番からと、とてもオーソドックスなセッティングになっています。
もともとショットメーカーとして定評のある選手ですから、最近流行りの高ロフトのハイブリッドよりも4番アイアンのほうが弾道を調整しやすいのかもしれませんね。
あとは、今大会ではパターのシャフトを半インチほど長くしたことでパッティングの精度が格段に良くなったことも優勝に大きく寄与したみたいです。
シャフト半インチのこだわり……、我々アマチュアも見習うべきですかね (;^_^A 。
昨年優勝のタイガーは大苦戦、松山は最終日に“らしさ”を魅せる
カントレー選手の優勝で幕を閉じた今年のZOZOチャンピオンシップでしたが、いっぽうで残念な結果に終わってしまったのが昨年の覇者であるタイガー・ウッズ選手です。
トータル1アンダー、77名中72位タイという結果に終わってしまいました。
日本開催だった昨年は見事な逃げ切り優勝で日本人ファンたちを熱狂させてくれたこともあり、今年は連覇を期待していた人も多かったのではないでしょうか。
あくまでも照準は11月に延期されたマスターズだとは思いますが、今大会を見る限りでは、やや調整具合が気になるところですね。
あと優勝争いに絡むことができなかった日本人選手の中で、最終日に6アンダーで28位タイまで順位を上げたのが松山選手。
松山選手も昨年は2位でしたし、日米共催ということで、ぜひ優勝してほしかったですよね。
ここのところ優勝から遠ざかっている松山選手ですが、やはり今のアメリカツアーで勝つためには4日のうち少なくとも2日はビッグスコアをマークする必要があるように感じます。
松山選手は予選2日間(初日、2日目)でどれだけスコアをまとめて上位をキープしていけるか、それとやはりウィークポイントのパッティングですよね。
アイアンショットは調子の良さをキープできているだけに、微妙な距離のパッティングをしっかり拾うことでリズムをつかむことができれば、必ず勝利の女神は微笑んでくれるはずです!
やっぱり日本人ファンとしては、マスターズでタイガーと松山くんが優勝争いするのが一番盛り上がりますからね!
両選手ともにマスターズへ向けて良い調整が進むことを期待しましょう。
といったところで今回はこのへんで。
それでは、また!