プロゴルファー
オリオット
祈・復活!2年連続賞金女王、イ・ボミの魅力とは!?
こんにちは~、オリオットです。
2015年と2016年に2年連続で賞金女王となったイ・ボミですが、最近はあまり優勝争いに絡んできませんね。復活を願っているファンも多いのではないでしょうか。
そのイ・ボミの魅力については今さら言うまでもありませんが、今日は復活Vを願いつつ、私見を中心にその魅力に迫りたいと思います。
スタートホールのティーイインググラウンドで、十字を切る
テレビ中継を何気なく見ていたら、スタートホールでイ・ボミがティーショットを放つ前に十字を切る姿を目にしました。
その時、“あぁ、クリスチャンなんだぁ~”と新鮮な驚きがありました。
そんな仕草をするプロゴルファーを少なくとも私は、今まで見たことがなかったからです。
日本に比べて、韓国にはクリスチャンが多いようですが、子供の頃から休日には教会に通い、お祈りをしていたのでしょう。
私は、お正月に日本古来の神様にお祈りするくらいなものですが、良きも悪しきも自分の力ではどうにもならない超自然的なものを感じ、自然に対する畏敬の念を覚えることはあります。
それを神様と言い換えることができるかもしれません。
そういう意味で、イ・ボミの十字を切る仕草にどこか親しみを感じたわけです。
イ・ボミにとっては、十字を切ることは何ら特別なことではなく、ルーティーンとしてやっているに違いありません。
何を祈っているのかはよくわかりませんが、十字を切るしぐさは自然で清廉さを感じます。
本人は気にしていなくても、ハタで見ている方は、そういった何気ない仕草に意外性を感じ、そんなとこから人柄が垣間見えたりして、魅力を感じたりするものではないでしょうか。
勝負どころで、ボールが生き物のようにピンに絡む
イ・ボミは、賞金女王を獲得した2015年と2016年、勝負どころではよくスーパーショットを繰り出していました。
ミスショットではないかと思うようなショットでも、不思議とボールがピンに絡んでいくのです。
こういったショットは、イ・ボミ自身が意識して放っているかどうかはわかりませんが、心技体を超えた何か神がかり的なショットに見えたものです。
ゴルフに限らず、他のスポーツや仕事でも、成果を収めるときというのは、“神っている”と言われるような人物が現れたり、超自然的な現象が起きることがよくあります。
日頃の努力の賜物であることはもちろんですが、ギャラリーやステークホルダーなど周りの人からのエネルギーが加わって、初めて成し得るものだと思います。
優勝争いをしていた頃のイ・ボミは、そういう役回りを演じていました。
神がかり的なプレーを目の前にすると、観客は魅了され、ファンは熱狂し、感動が起こります。
そして、そのエネルギーが次のミラクルショットにつながり、勝利につながっていくわけです。
ギャラリーやテレビ観戦者はそういった感動を共有できると、それが自分の人生を豊かにするヒントになることもあります。
それがまた、スポーツの持つ力、意義ではないでしょうか。
日本という異国の地で咲いたカワイイ花
韓国には日本と違った色彩文化があるようです。
日本人は地味で上品な色使いを好む傾向にありますが、韓国人は基本的に原色好き、鮮やかな色使いを好みます。
イ・ボミのファッションは、まさにその色彩文化をゴルフウェアで体現化しているわけです。
日本人には少しドキッとするようなファッションですが、スポーツにはこのくらいがちょうどいいのです。
そして、時折魅せるカワイイ笑顔、これが韓国流ファッションと相まって、コースでよく映えて見えます。
ひと頃のプロゴルファーというと、厳つい顔つきで勝利への悲壮感を漂わせていたものですが、これからは、“鮮やかなファッションで強くてカワイイ笑顔”、これがギャラリーの期待するプロゴルファー像、そしてプロゴルファーが真の力を発揮するための条件になってきている感じがします。
韓国流ファッション、ゴルフをもっと楽しむための参考にしてみてはいかがでしょうか。