プロゴルファー
もーりー
プレーオフシリーズ第2戦で松山が躍動!国内女子は笹生優花が圧巻の2試合連続優勝を飾る!
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
アメリカPGAツアーは早くもレギュラーシーズンも終了し、現在はプレーオフシリーズ(3試合)の真っ只中。
レギュラーシーズンとこのプレーオフシリーズの総合結果で決まる年間王者には1500万ドル(約16億5000万円)という超破格の賞金が授与されます。
アメリカPGAツアーってすごい!!
そしてプレーオフシリーズの第2戦である『BMW選手権』(8月27~30日、米イリノイ州オリンピア・フィールズCC)では、我らが松山英樹選手が大活躍しました。
アンダーパーが5人という超難関コースで堂々の3位タイ!
プレーオフシリーズの第2戦である『BMW選手権』は、メジャー大会級のコースセッティングに世界を代表するトッププロたちが大苦戦。
最終的にはアンダーパーがわずかに5人という、最近よく見るバーディー合戦からは程遠い我慢比べとなりました。
そんな大会を初日から盛り上げたのが我らが松山英樹選手。
初日はバックナインでバーディーラッシュを見せての3アンダーで、いきなりトップに躍り出ます。
とくに最終ホールで決めた20メートルのバーディーパットは圧巻でしたね。
松山選手のウィークポイントはパッティングと言われ続けましたが、そんなことを払拭するようなスーパーショットとなりました。
2日目以降は自慢のショットの調子がなかなか上がらない中でも粘りのゴルフを見せて、3日目を終えて世界ランク1位のダスティン・ジョンソン選手と並ぶ首位タイで最終日最終組を迎えます。
しかし3シーズンぶりのツアー優勝が期待された最終日は得意の前半9ホールでスコアを伸ばすことができず、首位と2打差の2アンダー、3位タイでのホールアウトとなりました。
この大会は最終的にプレーオフを制したジョン・ラーム選手が逆転優勝をしたのですが、このラーム選手も現在世界ランク2位と絶好調なプレーヤー。
そんな世界ランク1位・2位と最後まで優勝争いを演じた松山選手、復活優勝はそう遠くない日に見られそうな予感ですね。
そんな松山選手ですが、今大会からパターとドライバーを一新しました。
特にドライバーは契約先のスリクソンの新モデル『ZX』シリーズのZX5プロトタイプを採用。
最近はウッド系は海外モデルを使い続けていた松山選手が国内モデルのドライバーを使ってくれるのはうれしい限りです。
この『ZX』シリーズは一般モデルが今秋発売予定ですので、松山選手が採用したことで人気が爆発しそうですね。
国内女子ツアーは笹生優花選手が2試合連続優勝!
さて時を同じくして日本で開催された国内女子ツアー今季第3戦『ニトリレディス』。
注目はやはり第2戦でツアー初優勝を飾った笹生優花選手でしたが、やはりモノが違いました。
最終日を単独首位でスタートした笹生は、71のスコアにまとめ通算13アンダー。
地元出身の小祝さくら選手らを振り切り、今季第2戦の『NEC軽井沢72』に続く優勝を飾りました。
初優勝からの2試合連続優勝は史上4人目の快挙。
さらに10代の選手の2試合連続優勝は、2004、05年の宮里藍、17年の畑岡奈紗の両選手に次いで3人目(4度目)という偉業となりました。
この試合は荒天のために最終日のスタート時間が3時間30分遅れとなるタフな状況でしたが、そんなことも笹生選手には関係なし。
雨の中でもショットが乱れることがなく、最後まで安定感抜群のゴルフでした。
これで開幕3戦目にして早くも獲得賞金は5000万円を突破。
そんな笹生選手はその圧倒的な飛距離がクローズアップされがちですが、この試合で発揮されたのはむしろ小技の上手さ。
コースコンディションの影響もあり、パーオンを逃す場面も結構ありましたが、グリーン周りからのアプローチで粘り強くパーセーブができるんですよね。
飛距離に加えてアプローチの引き出しも多く持っているので、なかなか大崩れすることはないでしょうね。
ツアールーキーながらこれからどれだけ勝利を積み重ねていくのか、松山英樹選手が国内ツアーデビューした時とイメージがだぶっているのは私だけですかね (;’∀’)
最終的にはパットとアプローチがリズムをつくる
今回は松山英樹選手と笹生優花選手をクローズアップしました。
二人に共通するのは海外選手にもひけを取らない飛距離とパワー。
特に強靭な、かつしなやかな下半身の使い方は日頃のトレーニングの賜物でしょう。
しかしそれ以上に注目すべきはパットやアプローチといった小技の妙。
特に松山選手はこれまで多く見られたショートパットの取りこぼしが非常に少なくなったのが、プレー全体に安定感をもたらしたのではないでしょうか。
笹生選手も同様。勝負どころの微妙な距離のパットをしっかり決めたり、アプローチでしっかりパーを拾えるところに強さの秘密があるように感じます。
我々アマチュアはついつい飛距離を求めてしまいますし、プロのプレーを観ていても、ドライバーショットやミドル(ロング)アイアンの精度ばかりに注目しがちです。
しかし本当に見習うべきはパットやグリーン周りから100ヤード以内にかけてのアプローチの精度なのかもしれませんね。
といったところでお後もよろしく今回はこのへんで。
それでは、また!