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アンダーパーが0人!チャン・キムが8打差を大逆転!【日本オープンゴルフ選手権】

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

日本男子ツアーのメジャー第3戦『日本オープンゴルフ選手権』が福岡県の古賀ゴルフ・クラブで開催されました。

予選2日間の雨と厳しいコースセッティングが選手を苦しめ、優勝スコアはなんと『+1』。

まさに我慢比べとなった激戦を制したのは、最終日にあった8打差をひっくり返したチャン・キム選手でした!

九州屈指の名門コースに選手達が大苦戦!

今年の日本オープンの会場となったのは福岡県の古賀ゴルフ・クラブ。

前回開催された2008年の大会はアンダーパーが優勝した片山晋呉選手だけという、超ロースコアでの決着だったのですが、今年の古賀はもっとすごかった。

なんと最終的にアンダーパーが0人、優勝スコアは『+1』という近年稀にみる我慢合戦となりました。

前回大会よりもフェアウェイを拡張し、ラフもそこまで深くはしていないのにこの難しさ。

選手たちを苦しめたのは古賀の特徴である狭い砲台グリーンとバンカー。

ただでさえボールが止まりづらいうえに高速グリーンに仕上げてあるので、フェアウェイからでもミドルアイアンではボールをグリーンになかなか止められなかったようです。

バンカーはガードバンカーだけでなく、フェアウェイバンカーもほとんどが身長よりもアゴが高く、フェアウェイバンカーからは直接グリーンが狙えない選手が続出しました。

6817ヤードという短い設定でも、ドライバーで果敢に攻めてショートアイアンでグリーンを狙える状況をつくったプレーヤーのみにチャンスが与えられる。

最近ありがちなフェアウェイの幅をむやみに絞ったりラフを思い切り伸ばすといったことに頼ることもなく、緻密に計算された素晴らしいセッティングでしたね。

優勝したのはチャン・キム選手

この我慢比べを制したのが韓国系アメリカ人のチャン・キム選手。

最終日は首位と8打差(+5)でスタートするも、8バーディー、4ボギーの快進撃。

4つスコアを伸ばして通算+1とし、大逆転での優勝となりました。

チャン・キム選手といえばツアー屈指の飛ばし屋で有名です。

アイアンの飛距離も出ますから、ティーショットが上手く噛み合い、古賀攻略の基本である“ショートアイアンでグリーンを狙う状況”をつくれたのが良かったのかもしれませんね。

これでメジャー初優勝となったチャン・キム選手。

昨年はケガに泣かされたシーズンでしたが、今回は喜びもひとしお、うれし涙を流しての復活優勝となりました。

悪夢のサンデーバックナイン

優勝したチャン・キム選手とは逆に悔しい思いをしたのが塩見好輝選手。

唯一アンダーパーでの首位で最終日を迎え、13番でバーディーを奪い-4とします。

この時点で後続とは4打差。

誰もが塩見選手の最終予選会からの初の優勝を確信していたと思います。

しかしここからまさかの展開が待っていました。

14番をダブルボギーとすると、続く15番ではバンカー脱出に3打を要してトリプルボギー。

たった2ホールであっという間に首位から陥落してしまいました。

その後もスコアを崩して結局10位でのフィニッシュとなった塩見選手。

悔やんでも悔やみ切れないかもしれませんが、この結果を糧にして残りのツアーを頑張ってもらいたいですね。


というわけで難攻不落の古賀を見事に攻略したチャン・キム選手、メジャー初優勝おめでとうございます!


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