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アマチュアでプロツアー優勝を果たした男子プロ3人は誰でしょう?
アマチュアゴルファーがプロツアーのトーナメントで優勝すればプロ宣言をすることができ、プロゴルフ協会からプロとして認められます。
また、優勝してプロ宣言するとツアーに参戦する権利を得ることができます。
今回は、アマチュアだったにもかかわらずプロツアーのトーナメントで優勝をした男子選手3人をご紹介します。
目次
アマチュアがプロの試合に出るために必要なことや、優勝者の権利
アマチュアゴルファーがプロの試合に出るためには、参加選手は事前に賞金獲得放棄の承諾を誓約書にサインする必要があります。
ゴルフにおけるプロとアマに違いは入賞したときに賞金が貰えるかどうかの違いです。
しかし、アマチュアでも優勝者になればプロ宣言ができる権利があり、男子アマチュアなら日本ゴルフツアー機構(JGTO)からツアープロとしての認定を受けることができます。
ツアープロとは、プロゴルファーの中でも、プロツアーのトーナメントに参加することで賞金を獲得するゴルファーを指します。
倉本昌弘が実行、アマチュアがツアープロになるための改革
現役選手としては史上初となる日本プロゴルフ協会会長に就任した倉本昌弘プロは、1980年のアマチュア時代に参加した「中四国オープン」で史上初のツアー競技アマチュア優勝を果たしました。
しかし同じ年に行われたプロテストに1打及ばず不合格になるという挫折を味わっています。
彼の、「プロを抑えて優勝したにも関わらずプロになれない」という矛盾を正すための改革が、現在では男子アマチュアだけではなく女子にも適用され、優勝者にはプロ宣言の後にプロゴルファーとしてプロツアーに参加できる資格が与えられるようになりました。
アマチュアにも関わらず史上最年少での優勝した、石川遼の快挙
石川遼選手は6歳のときに父に連れられて練習場に行ったことがきっかけでゴルフを始めましたが、ジュニア時代から数々の輝かしい成績をおさめてきました。
高校に進学した2007年5月に国内男子ツアー「マンシングウェアオープンKSBカップ」に初出場し、史上最年少の15歳8ヶ月で優勝、翌2008年1月にプロ転向を表明してプロゴルファーになりました。
男子アマチュアがプロツアーで優勝者となるのは、倉本昌弘プロに次いで史上2番目の快挙です。
史上3人目にして日本人初のマスターズローアマチュア、松山英樹
松山英樹選手は4歳のときに日本アマ出場経験のある父親の影響でゴルフを始めます。
中学2年のときにゴルフに打ち込むため、ゴルフ部のある高知県の明徳義塾に転校しました。
2011年にはマスターズに出場し、予選を見事通過して日本人としては初めてローアマチュアを獲得しました。
同じく11月には、三井住友VISA太平洋マスターズで倉本昌弘、石川遼に次いで史上3人目のアマチュアでの日本ツアー優勝者になりました。
2013年4月2日にプロ転向をしています。
男子アマチュアがプロツアーで優勝したのは、倉本昌弘、石川遼、松山英樹の3名ですが、倉本昌弘の時代にはアマチュアがプロを抑えて優勝してもプロにはなれない矛盾がありました。
現在ではそのルールが改善され、プロテストを受けなくても実力次第でプロゴルファーになれるのです。
しかし、どちらが難しいのかはいうまでもなく、アマチュアでツアー優勝することです。
いかにこの3人がアマチュア時代から卓越したゴルファーだったのかがよくわかりますね。