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貴重な映像の数々!全米オープンのウイニング・モーメント1960-2018!
いよいよ目前に迫った全米オープン。
毎年、数々のドラマを生み出してくれる4大メジャー大会のひとつ。
大会を主催しているのはUSGA(全米ゴルフ協会)で、PGAツアー(全米プロゴルフ協会)とは別の団体となります。
各団体の特徴としては、USGAはアマチュアゴルフを含む国内のゴルフ競技全般を統括する団体で、PGAツアーはプロゴルフの運営をしている団体となります。
USGAが開催しているオープントーナメントは次の4つのみ。
全米オープン
全米女子オープン
全米シニアオープン
全米シニア女子オープン
これらは、全米オープンを始めとしてすべての大会が「メジャー」呼ばれています。
USGAのコースセッティング
USGAという団体はアマチュアゴルフ界に力を入れているので、コースセッティングはプロの仕様と比較すると簡単になっているのでは? と思われがちです。
しかし、実際はまったく逆で、ゴルフというスポーツを「運」ではなく「実力」で「公平」に競えるようにするという観点から、選手たちにとっては大変厳しいセッティングとなっています。
距離は長く、フェアウェイは狭く、ラフは深く、バンカーは多く、グリーンは速い……。
正確なショットをしていれば問題はありませんが、少しでもボールを曲げようものなら「1打罰」に等しい厳しい次打が待っているというコースセッティング。
つまり、本当の意味での実力勝負となります。
必然的にバーディーラッシュになることは少なく、耐えに耐え抜いてパーを積み重ねて、耐え切れない選手から脱落していくという、観ている側にとっては息の詰まる大会となります。
全米オープンが「パーで上がれれば優勝争いができる」と言われている所以(ゆえん)です。
ちなみに昨年(2018年)の全米オープンに勝ったブルックス・ケプカのスコアを覚えていますか?
そうです、1オーバーでしたよね!
全米オープン、ウイニング・モーメント1960-2018!
USGAらしく、開催年度、優勝者の名前、そしてゴルフコース名のみという、とてもシンプルなビデオでしたが、自身の半生を振り返ったような気持ちになりました。
時間は20分でしたが、まったく長くは感じませんでした。
58年という歳月を遡るのですからそれくらいはかかりますよね。
プレースタイルやファッション、そしてギャラリーのお行儀の良さなど、新旧の違いも興味深く見ることができました。
シンプルで飾気はありませんが、とても素敵なUSGAからのプレゼントでしたね。
まとめ
1999年のパインハーストからもう20年か……。
同年飛行機事故で亡くなったペイン・スチュワートのことを思い、感慨に浸ったのは筆者だけではないはずです。
2019年、全米オープン。
優勝者リストに名前を連ねるのはいったい誰なのか。
今年もUSGAの厳しいコースセッティングに立ち向かう選手たちを、優勝スコアを予想しながら応援しましょう!