プロゴルファー
オリオット
スタッツから導かれる、2019年注目したい女子プロゴルファーはこの人!
2019年LPGAツアーが開幕しました。
華やかなレギュラーツアーの陰で、いつかはその舞台に立とうと頑張っている選手がたくさんいます。
そんな選手の中から、伸長著しい選手にスポットライトを当ててみたいと思います。
BとCグループはチャレンジャー
パーオン率とボギー数(1ラウンド当たり)は、賞金ランキングと密接な関係があることは以前報告しました。
そこで、2018年のLPGAスタッツ(レギュラーツアーとステップアップツアー)から、パーオン率で上位の選手を2つのグループに分け、さらにそれぞれをボギー数の良し悪しで分け、合計4つのグループに分けてみました。
Aグループ:パーオン率、ボギー数ともにトップクラス、賞金ランクも上位の選手グループです。
Bグループ:パーオン率はAグループ並みですが、ボギー数が多く、上位に食い込めていない選手グループです。
Cグループ:パーオン率は65~70のグループで、ボギー数が比較的少なく、パーオン率が改善されればトップグループに食い込める可能性を秘めた選手グループです。
Dグループ:トップグループに食い込むには、パーオン率、ボギー数ともに改善が必要な選手グループです。
スタッツから判断する限り、これら4つのグループの選手はいずれもシード権を獲得する実力があると思われます。
2017年から2018年にかけてスタッツの改善が著しい選手
次に、2017年から2018年にかけて、パーオン率とボギー数の改善幅が大きい選手順にピックアップしてみました。
ただし、2017年のデータがない選手は除いています。
高木萌衣プロ(トップ画像)は、両スタッツともに改善幅が大きく、パーオン率は2017年から2018年にかけて、53.25→65.72に改善しています。
また、ボギー数は2017年から2018年にかけて、4.10→2.35に改善しています。
高木萌衣プロはCグループの中に入り、パーオン率が同じ程度の選手の中でもボギー数が少ない選手です。
これは、アプローチとパッティングが良いということでもあると思います。
高木萌衣プロは2018年のステップアップツアーで2勝、QTランキング42位
高木萌衣プロは、大阪出身、1996年生まれの22歳。
2015年にプロテスト合格、同期に岡山絵里プロ、ささきしょうこプロ、辻梨恵プロなどがいます。
2016年と2017年、レギュラーツアーに出場していましたが、結果が出ず、レギュラーツアー復活参戦を目指して、2018年はステップアップツアーで戦っていました。
ステップアップツアーでは、パナソニックオープンレディースとカストロールレディースで優勝しています。
QTランキングは42位で、2019年のレギュラーツアーでは限られた出場試合数になるかと思いますが、出場できる数少ないチャンスを生かして、持ち前の明るさと安定したスイングで、ぜひ、来年のシード権を獲得していただきたいですね。