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飛ばし屋の体型が変わって来た?~USLPGA編~
PGAツアーの飛ばし屋の体型変化に続いて、USLPGAについても調べてみました。こちらは、さらに興味深いデータになりました。
写真は、スウェーデンのソフィー・グスタフソンです。
2006年には、275.2ヤードをかっ飛ばしてドライビングディスタンス3位にランクインしています。
しかし、グスタフソンの飛距離があれば、2018年は1位にランキングされたかもしれません。
と言うのも、2018年は2006年よりも飛距離が落ちているからなのです!
2006年USLPGAの飛ばし屋たち!
2006年USLPGAのドライビングディスタンスNo.1は、スウェーデンのカリン・シェージンでした。
写真のカリンは、この年の新人です。
ドライビングディスタンス上位の顔ぶれを紹介します。
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2006
順位/名前/平均飛距離/身長
1/K・シェージン/284.5ヤード/173cm
2/B・リンシコム/278.6ヤード/175cm
3/S・グスタフソン/275.2ヤード/173cm
4/L・ジヨン/275.1ヤード/160cm
5/K・ロビンズ/270.3ヤード/163cm
平均/276.74ヤード/168.8cm
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5人の平均値を見ると、身長は170センチを切っていますが、276ヤードも飛ばしています。
このうちシェージンとグスタフソンはスウェーデンの選手です。
スウェーデンは、2001年から2005年まで連続賞金女王に輝いたアニカ・ソレンスタムに象徴されるように、トレーニングによって鍛えられた身体を駆使した力強いゴルフをする選手を多く輩出しています。
2018年USLPGAの飛ばし屋たち!
続いて、2018年のデータをご覧ください。
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2018
順位/名前/平均飛距離/身長
1/Y・ツェン/275ヤード/168cm
2/A・イェンヌ/273.181ヤード/175cm
3/M・ルブラン/273.03ヤード/ 185cm
4/L・トンプソン/272.566ヤード/180cm
5/E・タバート/271.045ヤード/183cm
平均/272.9644ヤード/178.2cm
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ランク1位はヤニ・ツェンです。
しかし、飛距離は2006年の5位相当なのです。
5人の平均値を見ると身長は約10センチ高くなっていますが、平均飛距離は4ヤード近く落ちているのです。
これはどう分析すればいいのでしょうか?
飛距離よりも方向性重視!
この12年の間で平均飛距離は落ちていますが、スコアはどうでしょうか?
2006年の年間平均スコアで70を切っているのは、当時の賞金女王ロレーナ・オチョアとアニカ・ソレンスタムの2人だけですが、2018年は4人に増えています。
写真は、平均スコア69.415でトップのアリヤ・ジュタヌガーンです。
アリヤのクラブセッティングを見ると、ウッドはスプーン(3W)1本だけで、アイアンは2番からという飛ばし屋そのものの内容です。
注目すべきは、ドライバーを抜いてウェッジを3本入れていることです。
ジュタヌガーンは元来飛距離が出ることもありますが、『飛ばす』ことよりも『狙う』ことを重視したセッティングを選択したのだと思います。
身長は大きくなっているにも関わらず飛距離が落ちているのは、『飛ばし』よりも『方向性』を求めるスタイルに変わっていることの表れなのかもしれません。
飛距離は出るに越したことはありません。
しかしゴルフの本質であるスコアメイクのためには、飛距離よりも方向性を優先させることを考えているのが、現在のUSLPGAのスタイルと言えるのかもしれません。
この変化は、我々アマチュアにも意識の持ち方の面で参考になると思います。